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起業マニュアル

起業を思い立ったその瞬間から、実際の起業準備そして開業まで。
起業を目指す人のこんなときどうする?に応えます。
準備をしよう(計画編)
基本計画を固める

新しいビジネスの戦略(方向性)が決まれば、その戦略を実現するための具体的な戦術を検討して計画して事業計画書に落とし込む必要があります。あなたのビジネスに出資する人や融資する人、業務提携する人たちはこの事業計画をみて実現可能性や妥当性を判断します。そのためできるだけ具体的に書く必要があります。基本計画は事業計画書を作るためのベースになるものであり、基本計画に沿って事業計画書を作成していきます。

 基本計画では、具体的に「どこから商品をいくらで仕入れるか」、「商品をいくらで売るか」など商品計画に関する項目、「店舗はどこに作るか」という店舗計画・販路確保に関する項目、「従業員(店員)は何名にするか」、「どのように従業員を集めるか」という人員計画に関する項目、そして「どのように宣伝広告するか」というプロモーションに関する項目などからなります。それでは、具体的に基本計画の作り方を説明していきます。

目次

基本計画をつくる

 戦略(方向性)は多少抽象的な表現もありますが、基本計画はその抽象的な部分を具体化していきます。

商品(サービス)計画

 あなたが「おばあちゃんが孫と遊べるゲーム」を売る場合、それをメーカーから仕入れるのであれば、○○会社から1個あたり2000円で仕入れるという仕入計画を記述します。このとき売買契約などがあれば、それもあわせて記述します。もし、自分で開発して製造するならば、どこで(工場の場所や方法など)製造し、原価(製造するために必要な材料費や人件費など)がいくらかかるかを記述します。つまり、あなたが売ろうとしている商品が、確実に調達できるということを明確にする必要があるのです。

店舗計画

 店舗には無店舗と有店舗があります。無店舗には、個人や企業などにカタログを配布して注文をもらう「カタログ販売」、販売用のホームページを作りネットから注文をもらう「ネット販売」などの通信販売があります。一方、有店舗には、百貨店、専門店、ショッピングストア、自店舗などいくつかの形態があります。また、B2B(対企業向け)の場合、企業に訪問して販売する方法や、代理店を募集して販売する代理店販売などの方法があります。

 自社が販売する商品の特性や顧客ターゲットにより、最適な販売形態(店舗)を選ぶ必要があります。なお、起業して間もない企業が百貨店やショッピングストアなどに入り込むのは難しいので、最初は自店舗やネット販売など実現可能な範囲で考えるのが現実的でしょう。

基本計画をつくる

人員計画

 起業当初は一人でビジネスをはじめても、会社が大きくなってくれば従業員が必要になります。従業員はビジネスを進めるために必要ですが、逆に正社員でもパート・アルバイトでも人を雇用すれば必ず人件費が必要になります。人件費は固定費(毎月必ず必要な経費)になり、あなたのビジネスに大きくのしかかります。そのため十分な売上が見込める計画とともに人員計画を作成する必要があります。人件費を引いても十分な利益がでるような人員計画を作ることが必要です。

 また、従業員の育成・教育も重要です。たんに雇用されている従業員は通常、起業したあなたに比べてモチベーション(仕事へのやる気)が低いものです。いかに従業員のモチベーションを向上させ戦力にしていくかも充分検討して、育成・教育計画もしっかり作りましょう。

プロモーション計画

 プロモーション計画とはあなたのビジネスを、どのように顧客ターゲットに知らせるかという計画です。通常はチラシ、パンフレット、ポスティング(家庭のポストなどにチラシを入れる)、新聞広告、ホームページ、情報誌広告、パブリッシング(記事として新聞に掲載)などの広告宣伝活動があります。ここで注意することは、あくまでターゲットとする顧客に対して具体的にどのようなプロモーションを行なうかです。

 たとえば、人通りの多い駅前にお店を出すのであれば、お店の前の看板も有効です。また、チラシを作って配布するのもいいでしょう。新聞の折込チラシも地域を特定すれば効果がありそうです。ホームページを作ることもいいですが、最初からホームページを見て来店する人は少ないでしょうから、まずは紙媒体のチラシなどで告知し、そこからホームページに誘導するなどの方法が有効だと考えられます。

 いずれにしても、第三者が「なるほど、この方法ならうまくプロモーションできるな」と思うような計画を作ることが必要になります。

 基本計画は戦略(方向性)を実現するための具体的計画です。この基本計画に沿って事業計画書を作成し実際にビジネスをはじめることになります。

事業の基本計画

最終内容確認 2013年10月

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