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起業マニュアル

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目次

IT関連業種市場規模推移

 経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によれば、IT関連業種の市場規模は図1のように推移しています。

IT関連業種市場規模推移

 「受注ソフトウェア」市場は、1990年代後半から2000年代前半にかけて大きく成長し、市場規模は2008年に6兆7,814億円にまで達しましたが、その後縮小に転じ、2010年には6兆1,026億円となっています。

 「ソフトウェア製品」市場は、2000年代前半にゲームソフトが好調だった背景もあり成長してきましたが、2007年の1兆4,601億円をピークに縮小に転じ、2010年は1兆1,282億円にとどまっています。

 「情報処理」市場は、7,000億円前後の市場規模で堅調に推移しています。2010年は前年比2%増の7,251億円でした。

 「システム等管理運営受託」市場は、2000年代に入り大きく成長してきましたが、2008年の1兆4,764億円をピークに縮小に転じています。2010年の市場規模は1兆3,865億円となっています。

 「情報処理」市場以外では、企業のIT投資は一旦一巡したようにみえます。

移動電話国内出荷実績

 社団法人電子情報技術産業協会資料によりますと、移動電話の国内メーカー出荷台数は、2007年をピークに落ち込みが続いていましたが、2010年は前年比6%増の33,278台にまで回復しました(図2)。移動電話国内出荷台数の内訳をみると、ワンセグ対応の携帯電話が24,437台(シェア73.4%)、ワンセグ非対応の携帯電話が7,768台(同23.3%)、PHSが1,073台(3.2%)となっており、ワンセグ対応の携帯電話が多数を占めています(表1)。

移動電話国内出荷実績

移動電話国内出荷実績

電子書籍

 電子書籍はこれまで携帯電話を端末として広く普及してきました。電子書籍の広がりを受け、「出版年鑑(出版ニュース社)」は2002年版から電子書籍の収録を開始し、2007年からは「千代田Web図書館」などで電子書籍貸出サービスが開始され、一般書店でも「紀伊國屋書店Net Library」など電子書籍がインターネットで提供される仕組みが作られるようになりました。また、「Kindle(アマゾン社)」、「iPad(アップル社)」といった新しい情報端末も登場し、今、電子書籍が注目を集めています。

 「読書世論調査2011年版」(社団法人全国学校図書館協議会、毎日新聞社)によれば、電子書籍を「読んだことがある」と「読みたいと思う」を合わせた比率は、ケータイ小説などの広がりを背景に、おおむね若い年代ほど高く、10代後半女性(57%)と20代女性(56%)でとくに高くなっています。電子書籍は、「書店に行く必要がない」「かさばらずに持ち歩ける」などといった長所を持ちますが、「使い方がわかりにくい」などといった課題も抱えていると考えられます。電子書籍の使い方のわかりにくさを指摘する人の割合は、おおむね高い年代ほど高く、60代(34%)、70代以上(43%)となっています。

 電子書籍の使い方のわかりにくさというハードルを除去することができれば、電子書籍は、若い年代だけでなく、より広い年代の支持を受ける可能性があるといえます。

SNSの広がり

 SNS(Social Networking Service)の広がりもまた今、注目を集めています。世界的には「Facebook」や「Twitter」に代表されるコミュニティサイトの利用者が、日本でも近年急激に増えています。たとえば「Facebook」では、2011年3月現在、国内には255万人の利用者が存在し、その数は毎週5%前後の伸び率で増加しています。国内では、「Facebook」のほかには、「mixi」「GREE」「モバゲータウン」などがそれぞれ2,000万人程度の利用者を抱えており、インターネットを通じた巨大なコミュニティを形成しています。

 企業としては、今までは、以上のようなコミュニティ・ユーザーへ広告掲載などの手段でアプローチすることが主流でしたが、最近では、企業自体がこういったSNSを利用し、新たな顧客を取り入れる活動を始めているところが多くみられます。

最終内容確認 2011年3月

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