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起業マニュアル

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ビジネスアイデア創出法2
 「ビジネスアイデア」創出法(2)では、「個人的観点」による創出方法を説明します。 「個人的観点」とは、「ビジネスアイデア」を創出しようとする当事者自身が、自分自身の価値観、将来実現したい「夢」や「想い」などを事業化する方法です。 「個人的観点」とは、(1)「インタレスト」(興味)、(2)「コンビニエンス」(便利)、(3)「アセット」(資産)の3つのキーワードで構成されています。

(1)「インタレスト」(興味)とは、自分の趣味や嗜好を活用して事業化する方法です。
好きなことを仕事にするという、まさに仕事が天職であるという実例です。

(2)「コンビニエンス」(便利)とは、日々の暮らしのなかで、不便だと思うようなことを解決する商品や手法を活用して事業化する方法です。

(3)「アセット」(資産)とは、不動産などの有形資産や公的な資格や人脈などの無形資産など、自分自身が持ちえているモノを活用して事業化する方法です。 「個人的観点」の3つのキーワードによる「ビジネスアイデア」創出方法の活用をお勧めします。

目次

「個人的観点」の3つのキーワードによる創出方法

 前回の「ビジネスアイデア」創出法(1)において、新しい事業を創出する方法の2つの前提条件について説明しました。 第一の前提条件として、お客さまが存在するのか?また、第二の前提条件として、競合との明確な差別化できているのか?ということが、まずは重要だと述べました。 そして、そもそも自分自身がどんなビジネスをやりたいのかを明確にすることは、さらにきわめて重要なことであるということも忘れてはならないことと確認しました。 ビジネスの成功にはセオリーはなく、結果からみて成功しているであろう「ビジネスアイデア」は、実にさまざまなパターンが存在していることに気づいたことでしょう。

 「ビジネスアイデア」の創出方法を理解するうえで必要な「個人的観点」と「社会的観点」のこの2つの観点に基づいて、これらをより探求して理解を深めることが重要となります。 「ビジネスアイデア」創出方法(2)においては、「個人的観点」についての説明を行います。 「個人的観点」とは、「ビジネスアイデア」創出方法(1)でも述べたように、「ビジネスアイデア」を創出しようとする当事者自身が、自分自身の持ちうる資産や大事にしている価値観、そして将来実現したい「夢」や「想い」などを事業化する方法といえます。

その「個人的観点」を理解しやすくするべく細分化しますと、
「個人的観点」*キーワード
(1)「インタレスト」(興味)  :趣味・嗜好 など
(2)「コンビニエンス」(便利) :便利・快適 など
(3)「アセット」(資産)    :不動産・有形資産 など
上記のような3つのキーワードに分けることができます。

キーワード(1)
「インタレスト」(興味)とは、「好きこそものの上手なれ」ということわざもあるように、もともと、自分が好きで取り組んできた趣味や嗜好を活用して事業化する方法です。 趣味が高じて好きなことを探求することからはじまり、その突き詰めた結果の専門性がビジネスとなるケースです。

 究極のラーメン好きだからこそ、自分が好きなラーメン店を開業するとか、映像や写真が好きでカメラ店を営むといった人々の存在が、昔からよく見られました。 また、小さいころから野球少年でプロ野球選手になった人々や、サッカー小僧がプロサッカー選手になった人々など、究極の専門性を持ってビジネスを行っていることなども、これにあたります。 好きなことを仕事にするという、まさに仕事が天職であるという実例です。
「インタレスト」の「ビジネスアイデア」は、「何より好きであること」、「人より専門性が発揮できる得意分野であること」、「顧客のニーズがあること」などが、必要条件です。

キーワード(2)
「コンビニエンス」(便利)とは、自分たちが日々の暮らしのなかで、不便だと思うようなことを解決する商品や手法を活用して事業化する方法です。 現代の社会や環境、生活習慣などの不便さを便利にするといった、まさに今の時代に求められる「ビジネスアイデア」の創出方法の代表ともいえます。 人々が日ごろ不便だと感じていることを解決する、これを「ビジネスアイデア」にする手法こそが、新しいビジネスを創出するための一番取り組みやすい方法といえます。 最近、人気の高い託児所の例ですが、ITを活用した「ビジネスアイデア」で急成長しています。
子供が巻き込まれる犯罪や事故が急増している現代において、本当に安心して子供を預けられる託児所があるのでしょうか?

 そんな疑問を持つ親の「不安」な気持ちを解決することが、この託児所の急成長の理由といえます。 この託児所に子供を預けた親は、2機のCCDカメラによって映し出されるわが子たちの姿を、いつでもどこでも、パソコンを活用してリアルタイムで見ることが出来ます。 情報のセキュリティーは万全であり、これにより多くの働く親たちに、「安心」を提供しています。いつも不安な気持ちになりながら仕事に向かっていた親たちにとって、子供たちを安心して預けられるシステムを提供することで、子供を持つ親の課題を一挙に解決しています。 いつも子供たちの親の誰かが、この託児所を見てくれていることが、「安心」につながるとともに、実は見られているのは子供たちだけではなく、そこで精神誠意に保育をしている保母さんも見られていたということです。

 いつも見られている保母さんの保育レベルやモチベーションは非常に高く、心のこもった保育を行うプロフェッショナルな保母さんがいたからこそ成り立つ「ビジネスアイデア」であったことはいうまでもありません。 「コンビニエンス」の「ビジネスアイデア」とは、「何より便利であること」、「ITを駆使していること」、「心が通うサービスをしている」などが、必要条件です。

個人的観点」の3つのキーワードによる創出方法

キーワード(3)
 「アセット」(資産)とは、不動産などの有形資産や公的な資格や人脈などの無形資産など、自分自身が持ちえているモノを活用して事業化する方法です。 一般的に資産を活用するというと、すぐに思いつくのは空き地にマンションを建てたり駐車場にしたりといった土地活用や空間活用など、もともと資産だったものを活用することは誰でも思いつく「ビジネスアイデア」です。 逆に、無から有を生み出して資産活用をした「ビジネスアイデア」を紹介しましょう。数年前に、四国の高齢化が進んだ過疎の小さな町で、「葉っぱの販売」を行う新しいビジネスが誕生しました。

 この町に住む約200人のおばあさんは、山に自然と育った葉っぱを拾い集め、パックしてJAに出荷するというビジネスを始めました。 大都市圏では、葉っぱが商品として売られていることに着眼し、これまでは、見向きもしなかった葉っぱを拾い集めて販売する「ビジネスアイデア」を構築したのでした。 どんな季節に、どんな「大きさ」「色合い」「形」が必要とされるかなど、情報収集にも余念がないといいます。 きちんとした市場調査がなされていることで、収穫する葉っぱの色や形状を決めているという徹底ぶりということです。

 約200人のおばあさんのなかには、個人差はありますが、出荷量の多いおばあさんの年収は8桁にもおよび、町の経済の活性化にも寄与しているといいます。 あるおばあさんは、この葉っぱビジネスを「自分にとっての夢!」と語っておられます。 これまで、何の変哲もないただの葉っぱが、今ではこの町を支えるビジネスの素となったといいます。資産と思わなかったものが、資産となった実例といえるでしょう。 「アセット」の「ビジネスアイデア」とは、「無から有を創造すること」、「マーケティングがしっかりしていること」、「資産を最大限活用していること」などが、必要条件といえます。 以上、「個人的観点」の3つのキーワードによる「ビジネスアイデア」創出方法を、これからの新しい事業の創造に活用することをお勧め致します。

ビジネスアイディア創出法2


最終内容確認 2013年10月

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