起業マニュアル

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副業から起業する
副業から起業する
近年では、副業から起業するという形態が、起業の手段として注目されています。いきなり退職して収入の無い状態から起業するよりも、定期収入を得ながら試行錯誤を繰り返し、「これならいける」と確信を得た段階で退職、副業を本業とする方がリスクは低くなります。ここでは、副業から起業するメリットや留意点などを紹介します。

副業の概況

中小企業白書「中小企業庁委託『起業・創業の実態に関する調査』」によれば、起業家全体のうち約2割が起業する際に兼業・副業の形態を選択していることが示されています。それほど多くはありませんが、起業後の従業員規模や売上高伸び率の高い企業ほど、兼業・副業の形態を選択している割合も高い傾向があります。
また、日本政策金融公庫総合研究所「起業と起業意識に関する調査」においても、勤務しながらの起業は成功の確率を高めることが示されています。副業として事業経営を経験することで、本格的な起業に向けた準備ができることが背景にあると言えます。

副業から起業のメリット

副業から起業することのメリットは「安定した収入を得ながら事業を実践できる」、「小さく事業を始めることで、事業が軌道に乗らなかった場合でも、失敗時のリスクを最小限に抑えることができる」ことです。起業を本格化するまでの、いわば助走期間を得られることで、実地経験をふまえて事業の発展可能性を見極められるだけでなく、撤退の判断もくだしやすくなります。

以下のリンクでは、2018年版 小規模企業白書における、兼業・副業など小規模事業者の多様な働き方の事例を紹介しています。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/h30/shoukibodeta/index.html

副業の留意点

副業を行うに当たっては、まずは職場で副業が認められるかどうか、就業規則等を確認する必要があります。企業は、本業への支障を避けるために禁止している場合も多いものです。上長に確認するなど、然るべき許可を得て進めましょう。
また、副業から起業することの課題は「自己管理・スケジュール管理を徹底すること」です。副業は基本的に本業の就業後、平日夜間や週末などに取り組むことになります。副業から起業した経営者には「副業の開始直後、本業と副業のバランスを上手に取れるようになるまでが、体力的にも時間的にも厳しかった」という方が少なくありません。副業の開始時は、業務量を無理のない範囲で設定するなど、自己管理・スケジュール管理を徹底し、本業に支障をきたさないようにすることが重要です。

2017年版 中小企業白書「中小企業庁委託『起業・創業の実態に関する調査』」によれば、起業には「失敗時のリスクが高い」というイメージを持つ方が多くいることが示されています。しかし、副業からの起業といった形態が広く認識されることで、リスクを最小限に抑えた、新しい起業のイメージが浸透し、今後起業の裾野が広がっていくことが考えられます。働き方の多様化、クラウドソーシングなどの発達により、今後も副業従事者の割合が増えていくことは、時代の趨勢と言えるでしょう。

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