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起業マニュアル

起業を思い立ったその瞬間から、実際の起業準備そして開業まで。
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起業前に読もう
円満退社と家族の理解
 起業を目指す場合のみならず、転職する場合においても円満な退職と、家族の理解、それに関わってきたすべての人と、可能な限り良好なコミュニケーションを築くことは大変重要です。とくに起業をする場合においては、できるだけ多くの支援・協力者を得ることが、成功を収めるための大きな鍵ともなってきます。協力や支援を得られないまでも、少なくとも悪意を持って邪魔をされたり、足を引っ張られることがないようにだけはしておく必要があります。

 同様に、家族の理解が得られないまま起業をすることは、決して良好なスタートとは言えません。従業員を雇えない起業当初は、実務を手伝ってもらう可能性が高く、また資金的な援助も必要にもなります。事業が軌道に乗ってからも、いざというときにサポートをしてくれるのは家族です。まずは家族の理解を得、進んで協力をしてもらうことが肝要です。

目次

円満退職

 「発つ鳥、後を濁(にご)さず」のことわざもあるように、たとえどのような状況にあったとしても円満に退職することができればそれにこしたことはありません。倒産やリストラなどのような状況にあっても、経営陣に対してはともかくとしても、ほかの社員や取引先の人たちとは良好な関係で退職することが望ましいといえます。 とくに起業を志す場合においては、以前勤めていた会社や、その取引先との良好な関係を保つことで、そのままお客様になってくださるケースも少なからずあります。ただし、退職前に、起業することをあまり吹聴(ふいちょう)するのは得策ではありません。いわれのない嫉妬ややっかみにより、足を引っ張られないとも限りません。そのことを充分注意しながら、事前の市場調査などは、あまり目立たぬようにさりげなく行うのが得策です。

家族の理解

 起業や転職に限らず、新たに何かを行う、また人生の岐路に立って選択を強いられている場合など、必ず家族には相談をして、すべてを理解したうえで協力を得ることが得策です。たとえ専門的な内容であったとしても、理解を得られるように根気よく説得を試みるべきです。起業後にプレゼンテーションをする相手が、必ずしも専門知識を持ち得ているとは限りません。開業資金の一部でも援助を受けたいと考えている場合には、最初の出資者でもあるわけですから、喜んで出資を申し出てもらえるように、きっちりとプレゼンテーションをするべきです。

良好なコミュニケーション

 関わりの深さに程度こそあれ、誰とでもおおむね良好な関係を保つことが肝要です。たとえ気乗りがしない人間関係であったとしても、いがみ合う必要性はなく、当り障りのない状況でとどめるべきです。だからといって、議論を避けるのもいただけません。起業することにより、以前よりは、はっきりと意思表示をしなければならない場面に出くわす機会が多くあります。その場合には、できるだけ感情を抑え、論理立てて、説明や意見を述べることを心がけることです。

 近年、インターネットが普及したことにより、どのような連絡や、お願いごとであっても、何でもかんでもすべてメールで済ませがちですが、基本とすべきは、どのような時代であっても会って話をすることにより、相手の真意や考えが理解できるものです。すでに面識がある場合や、信頼のおける方の紹介などにより、日程の調整や会合の場所の設定などに関しては、お互いに記録が残りますからメールは大変便利です。また電話のように、相手の忙しい最中に手を煩わせたり拘束したりしないという点でも、優れているとはいえます。

 現在では、多くのコミュニケーションツールが利用できます。主に電話(固定、携帯)、手紙(手書き、ワープロ)、FAX、メール(PC、携帯)、電報などがあげられます。メールや携帯電話が普及して、手紙やFAXが廃れたわけではありません。どれをとっても所詮、手段であり道具ですからTPOに応じて使い分け、効果的に利用することが必要となってきています。 便利になってきたからこそ、不便なものが見直され、重宝がられる時代でもあります。ワープロが当たり前だと思っているところに、手書きの手紙や葉書が送られてくると何か特別なことのように感じます。年賀状や暑中見舞いでも一筆添えてあるのとないのとでは印象が違います。逆に印刷しただけの年賀状であれば、メールで近況報告がされているほうが、気持ちがこもっていると感じるはずです。 コミュニケーションの取り方にもさまざまな方法があるということです。どのようなときに、どの手段を使えば効果的か、それぞれの特徴により使い分けることが必要です。

まとめ

  • 円満退職 ⇒ 関わったすべての人が、顧客になる可能性がある。
  • 家族の理解 ⇒ 最初の出資者、支援者になる可能性がある。
  • コミュニケーションツールをTPOに応じて使い分ける。


最終内容確認 2013年10月

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