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起業マニュアル

起業を思い立ったその瞬間から、実際の起業準備そして開業まで。
起業を目指す人のこんなときどうする?に応えます。
起業前に読もう
起業に向くタイプとは?
 起業するだけなら誰にでもできますが、継続・成長・拡大をさせていくために、どのようなスキルが必要かということです。何事にも向き・不向き、そして誰にでも得手・不得手があり、それを見誤ると起業は失敗に終わります。起業を考えたなら、まずは、自らを見極めることが必要となります。自身の過去を振り返り、得意な面や培った技術や技能をどう伸ばすか、苦手とする部分をどう補っていくかを適確に、可能な限り客観的に分析することが大変重要です。しかしながら、あまり深刻に考え過ぎると、最初の一歩が踏み出せなくなってしまいますから、時期を決めて思い切ることも必要といえます。

さらに、起業をするということは、自らの夢や志、そして自己実現を具現化することですから、以降の人生プランをも同時に考えることが必要になります。5年後、10年後、20年後、何をしていたいか、どうありたいか、などを、人生設計(ライフプラン)とともに起業のプランを考える必要があります。

目次

自らの棚卸し

 自分自身の棚卸しとは、簡単に言うと、過去にどのような仕事をしてきたか、そんな業務に携わった時に一番成果があげられたか、いま現在どのような人脈を持っているか、そして起業する際にどの程度の資金を用意できるかを分析することです。

商売をする時には、まずは在庫となっているものを売らなければなりません。それと同じように、起業当初はまず自らが持っている能力やアイデアが売り物となります。

自らの棚卸し[仕事・趣味]

 過去に経験した仕事の内容を分析することにより、自分自身の強みと弱みを把握します。強みと弱みの部分を把握することにより、強みをどの活かし、弱みをどのようにして補うかが見えてきます。同時に1人での開業が可能か、誰かとチームを組む必要があるかがわかります。

  • 「どの時期にどのような仕事をしていたか」を時系列に整理します。
  • 次に、それぞれについて、成果の有無、充実度の高低、楽しかったか、苦痛だったか、を5段階程度の評価で分析し加えていきます。
  • さらに、おのおのの項目ごとに内容を、たとえば企画・調査、研究・開発、営業などのように分類します。
  • 同時に、趣味についても、どの程度の腕前か、充実感、ビジネスのネタとして相応するかなどを分析し加えていきます。

自らの棚卸し[人脈]

 人的な棚卸しとは、現在、どういう人脈を持ちえているかを分析します。ただし、自分自身が無位無官の状態、個人の名前で勝負をしようとする際に役立つ人脈だけをあげてください。企業に属している場合、その企業で培った人脈は、その企業の冠や肩書きゆえのモノであり、無冠になった際にはほとんど役立たないと考えてください。しかしながら、仕事面などで役立てられる場合もありますので、じっくり考えて分析してください。自らの弱みを補う際にも、分析した中から協力者を選ぶことができます。

  • 自分自身を個人として支援してもらえそうな人脈をあげていきます。
  • 次に、それぞれを資金面、仕事面、情報面(人の紹介も含む)に分類し、それがどの程度(資金面ならいくら、仕事面ならどの分野に強いか、情報面なら強い情報など)なのかを具体的にあげます。

自らの棚卸し[資金面]

 起業をはじめる場合には、それなりの資金が必要です。いくら1円からでも株式会社が設立可能であっても、また自宅を事務所にするとしても、設立に関する印紙代や、電話の設置、名刺や会社案内の作成など、最低限必要な資金が発生します。そして事業を展開する段階では、さらに大きな資金(業種によって程度に差があります)が必要となってきます。自ら出資可能な資金も含めて、出資、投資、貸しつけ、補助金などが受けられそうな機関や人(家族や人の紹介も含む)を分析することにより、起業時にどの程度の規模ではじめればよいかを把握し、事業形態を考えることができます。

  • 自身の出資金と合わせて、どの機関や誰から資金的な支援が受けられるかを、具体的な金額までをあげます。
  • 開業資金の目安がつくことにより、開業費、事務所費、営業経費などを振り分けていきます。

自らの棚卸し[マインド]

高い志と強い使命感

 目的とした事業を成しえたいと思う高い志と、お金儲けだけではなく、社会貢献なども含めた使命感を持つことにより、優れた製品・商品、サービスなどを生み出し、提供し、顧客満足を得ることとなります。

何事にもプラス思考で考える

 物事を否定的、批判的に考えていては、可能性をすべて潰すことになり、一歩も前に進むことができません。また、何事もスムーズに運ぶことのほうが少なく、障害やミスはつきものですが、いちいちネガティブに考えるのではなく、マイナスをいかにすればプラスに転じることができるかを考えるべきです。転じることができれば、スムーズにことが運んだ時よりも大きなプラスとなります。

強靭な精神力と忍耐力、そして行動力

 起業家は失敗をしても、自らが解決をしなければ誰も助けてはくれません。どのような障害や何があろうと諦めないだけの強い意志と、つらいことに耐えるだけの忍耐力が必要です。また思いついたことを即実行に移せるだけの行動力も問題解決に必須です。

たゆまない努力と向上心、そして好奇心をもつ

 自分の力を過信してはいけません。世の中には上には上があり、たえず学ぼうという姿勢がなければ、いつか誰かに追い越されてしまいます。「一生勉強」の気持ちを持ちつづけ、日々努力をすることが求められます。また何事においても疑問に感じたことをそのままにせず、探求する姿勢をもつこと、それが新たなビジネスを創出する原動力となります。

コミュニケーション能力

 起業家にとって一番の財産となるのが人脈です。誰がいつ、どんな時に支えてくれる存在となるかは予想できません。そのためにはふだんから良好な人間関係を築くことが必要となります。また事業が大きくなるにしたがって社員も増えてきます。企業が伸びるも駄目になるのも社員のやる気にかかっているといえます。社内の人間関係を良好に保つことが、社員のモチベーションを上げることに繋がります。

健康と自己管理能力

 事業が発展していく過程において、起業家は気が休まることがありません。また、同時に身体も酷使します。病により「志半ば」とならないように、ふだんから心身ともに健康に注意し、自己管理の心構えが必要です。

自らの棚卸し[スキル]

事業プランの設計能力

 事業プランとは、目的とする事業の課題や問題を明らかにし、それを解決に導くための方法を論理的に組み立てることが必要となります。また、その際には全体像と枝葉の部分がなんであるかを適確に判断し、組み立てることが求められます。資金調達や販路拡大の際には、必ず必要なのが事業プランの設計です。事業プランが設計できなければ、誰に対しても説明ができません。

決算書などの計数管理能力

 自社の決算書(貸借対照表、損益計算書、製造原価など)を正しく作成し、適確な判断をすることが求められます。会計士や税理士のアドバイスも仰げますが、そのアドバイスすら理解できないようでは起業家失格といえます。最低でも基本的なところが把握できるようにする必要があります。

マーケティング能力

 顧客ニーズに応えるための製品・商品・サービスを最適に提供するための企画・開発、市場調査・分析、販路開拓、販売促進などをマーケティングと呼びます。作り手の意識ではよい商品やサービスであっても、顧客に受け入れられなければ売れません。

諸手続をはじめとする業務遂行のための実務能力

 開業時には会社設立の書類作成から、労災・雇用保険、社会保険、税務にまつわる事柄など、もろもろの手続に必要な書類を起業家自らが作成することになります。その際に本質を理解せずに、記入例や他社の内容を丸写しにすることで、不利な条件のまま書類を提出することにもなりかねません。いずれ誰かに依頼をするにしても、ある程度の基本は理解しておく必要があります。

組織や従業員の管理能力

 従業員を一人でも雇えば管理する必要が出てきます。また事業拡大に応じて、従業員の数が増えれば、従業員の管理とともに組織としての管理を求められます。社員教育や従業員の待遇、さらにどのような組織をつくり運営していくのが業務遂行に相応するかを、たえず考える必要があります。

情報活用能力

 現在はインターネットを利用することにより情報収集や解析・分析が容易に行え、初期段階ではあまり費用をかけずに済みます。また、ホームページを利用することで販売促進や、製品や商品をオンラインショップで販売することも可能です。それらを利用するためには、やはり基礎的なことを理解し、安価な道具を有意義に利用する方法を考えられるだけの知識を持つことが必要です。

自らの棚卸し

関連ドキュメントのダウンロード

起業準備シート(ZIP/7kb)

起業準備シート記入例(PDF/22kb)


最終内容確認 2013年10月

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