経営ハンドブック

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新規事業_経営計画立案
新規事業計画書:事業性を評価する

目次

事業性の評価

事業性を評価する方法としては、1)SWOT分析、2)ポジショニングマップの作成、3)期待売上高からの評価などがある。

●SWOT分析

新規事業のマーケティングや事業環境の分析などから自社内の内部要因と外部環境を比較し、事業性を評価する。
SWOTは、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)
の頭文字をとったもので、次のような書き方をする

<SWOT分析>

  好影響  悪影響
内部要因
外部要因
強み(Strengths) 弱み(Weaknesses)
機会(Opportunities) 脅威(Threats)

SWOT分析から見た事業性評価コメント

 
 
 

<ポイント>

自社の保有している「強み」が環境変化の「機会」を捉えているか、また、自社の「弱み」や事業環境の「脅威」を客観的に把握し、その対策は検討されているかを評価する。

●ポジショニングマップ

ポジショニングマップとは、これから事業展開しようとする業種・業界や業態において、自社の製品・サービスが、市場の動向や顧客ニーズのどの部分を捉えたものなのかを表わしたものである。

<ポジショニングマップ>

  A  軸
B 軸
 
 

ポジショニングマップから見た事業性評価コメント

 
 
 

<作成・評価手順>

a.事業コンセプトをもとに、新規事業の存在領域を規定する2つの軸を見出す。

例) A軸:価格の高低 B軸:品揃えの広さ
  A軸:対象顧客 B軸:サービスの質

b.2つの軸からマトリックスを作成し、4つの事業領域を確定する。

c.展開しようとする新規事業(製品・サービス)、または競合となる企業や店舗がそれぞれどの分野に属するかマッピングをする。

d.新規事業の存在領域が市場として形成されかつ将来性があるか、競合者と重ならないか、などで事業性を評価する。

<ポイント>

ターゲット顧客のニーズと競合分析を的確に整理し、事業の存在領域(ドメイン)が明確になっているかを評価する。また、市場性のある事業領域が確立され、競合者との差別化が図られているかを確認する。

●期待売上高からの評価

新規事業について将来どのくらいの売上高が見込めるのかを算出して、事業性を評価する。「市場環境の分析」「事業の収支計画」などとの整合性を図り、算出するのがポイント。事業が採算ラインにのる、または安定稼働する時点(2~5年後)での収益を見積もっておくとよい。 算出方法としては、

・商圏や市場におけるマーケット規模を予測し、そこにおける自社の獲得シェアを想定して期待売上を算出
・自社の製品・サービスの希望販売単価と予想販売数量から期待売上を算出

などがあげられる。

最終内容確認日2018年2月

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