経営ハンドブック

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小売業
中小小売店のスーパー、コンビニ対策

目次

1.スーパー、コンビニの特徴を知る

1)スーパーの特徴

  • 日々の生活に必要な商品が一カ所で揃う(ワンストップショッピングの実現)
  • 店舗の規模は中小の専門店やコンビニに比べて大きい
  • 鮮魚や精肉はあらかじめ加工したパック売りが中心
  • 比較的低価格で販売している
  • チェーン店の場合、同一商品の店舗間の価格差は小さい
  • チェーン店の場合、どの店も標準的な品揃えになっている
  • 配達などの付帯サービスはほとんどない
  • 店員の応対が標準化されている

2)コンビニの特徴

  • 営業時間が長い
  • 食品、雑貨などの商品から、振込などのサービスまで日常生活に必要な商品やサービスが揃う
  • 1商品当たりの品数、種類は少ない
  • スーパーなどに比べ、価格が高め
  • 店舗間、時期的な価格の変化は小さい
  • 一般的には、配達などの付帯サービスはない

2.スーパー、コンビニとの差別化を図る

1)小売店ならではの利点を生かす

a.品揃え

地域ごとに異なる食生活に沿った商品の品揃えを充実させることで、標準的な品揃えのスーパーやコンビニと一線を画すことができる。
また、弁当や総菜などの中食に対する需要も高まっているため、地域の郷土料理などを盛り込んだり季節感を出すなど、スーパーやコンビニでは打ち出しにくい特徴をもつ自家製の手作り弁当や総菜を扱うことで対抗することができる。

b.価格

その時々に仕入価格の安いものを選んで仕入れることで、コンビニやスーパーなどより低価格での販売が可能になる。

c.サービス

スーパーやコンビニと違い、中小の小売店では顧客の必要な量だけ販売することができる。また、重い商品を購入した顧客や妊婦、高齢者には商品を宅配する、ご用聞きをするなどのサービスを行なうことで差別化を図ることが可能である。こうした個別対応ができる点を強調する必要があるだろう。

2)差別化をするためには

a.実際の競合店の特徴をつかむ

競合するスーパーやコンビニに訪れて、品揃え、価格、サービス、営業時間などを調査し、その店の特徴を把握する。

b.顧客のニーズをつかむ

顧客が既存のスーパーやコンビニに対してどんな不満をもっているのか、また、小売店に対してどんなことを望んでいるのかを知った上で、顧客のニーズに対応することが大切である。顧客のニーズをつかむためには、アンケート調査を行なったり、顧客との会話や買い物行動を分析したりする方法が考えられる。

c.商店街単位で実施する

青果店や鮮魚店が単独で頑張っても、スーパーのようなワンストップショッピングの利便性を提供することはできない。しかし、さまざまな業種店が並ぶ商店街が団結して行なえば、専門店の品揃えとワンストップショッピングの利便性は同時に実現できる。たとえば、

  • 商店街単位でセールを行なう
  • 商店街共通のポイントカードや割引券を導入する
  • 商店街専用の駐車場を作る

など単独店では難しいことも商店街が団結して行なえば可能なことはたくさんある。

最終内容確認日2018年2月

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