業種別開業ガイド

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サービス業
高齢者宅配弁当サービス

年々増加する高齢者人口の中、来たるべき高齢化社会においてもっともニーズのある産業の一つが高齢者向け各種サービスである。その中でも、生きるうえで欠かすことのできない食事を宅配するという、移動が困難な高齢者のニーズに応えたものである。それだけでなく、現代の若者にあわせた食事になると、油分が多さ、濃い味付けが目立ち、高齢者にとって口に合わず、食べられないものも多い。高齢者向けの味付けが強く求められている中でのサービスでもある。

365日美味しく、クオリティーの高い料理を届けるサービスであるが、届けるだけでなく人のふれあいを大切にする人に向いている。地域密着型のコミュニティビジネスの代表的なものといえる。

目次

1.起業にあたって必要な手続き

食材を扱う関係上、営業許可を所轄保健所の食品衛生課に申請する。また、食品衛生法で、各店に1人、食品衛生責任者を置くことが義務づけられている。
それ以外にも一般の開業手続きとして、税務署への開業届、また、 雇用形態により社会保険事務所や労働基準監督署への諸手続きを行なう。詳細については、最寄りの管轄に問い合わせるとよい。

2.起業にあたっての留意点・準備

1)営業形態

顧客開拓から始まり、料理・配達・経営とすべてを行う。

2)準備・留意点

高齢者を相手にする仕事なので、単に宅配をするだけではなく、直接会って、お話をする、健康状態・何を求めているかを感じ取り・触れ合うことも大切である。

  • 立地条件
    宅配店なので、繁華街・駅前などの高い土地でなく、安い土地・自宅でも場所を選ばず、十分開業可能である。
  • 宣伝・販売
    周辺地域密着型の販売になるので、ポスティング、地域掲示板・回覧板、折り込み広告などが有効になる。個人宅以外にも病院・老人ホームなどの介護施設などからの需要が高いのは見逃せない。

3.必要資金例

ここでは郊外の住宅地や商店街などで小規模な調理場を設けて自動車で宅配することを想定した必要経費例を示す。

(単位:千円)
物件取得 1,500
内・外装費 2,550
材料費 1,050
什器類 670
その他 1,000
宣伝・販売促進費 182
車両取得費 950

最終内容確認日2014年2月

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