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小売業
ミニスーパー
ミニスーパーは、飲食料品を中心に扱う小型(売場面積は一般に500平方メートル以下)のスーパーマーケットである。近年は節約志向から自炊をする人が増えており、とくに女性を中心にニーズは高まっているといえる。しかし一方で、大手総合スーパーマーケットが都市部に食料品専門スーパーを出店し、コンビニエンスストアが生鮮品を取り扱うようになるなど、異業態間における競争も生じつつある。

市場規模に関しては、ミニスーパーに特化した公的な統計資料が存在しないため、経済産業省「商業販売統計(商業動態統計)」を基に、スーパーにおける飲食料品売上高の推移を見てみることにする。スーパーにおける飲食料品の市場規模は、2009年以降、月間7,000億円前後、年間8兆4,000億円程度で堅調に推移している(図1)。
スーパーにおける飲食料品売上高(市場規模)推移 単位:百万円

 また、季節変動と不規則変動を除去したスーパーにおける飲食料品売上高のトレンドは2010年以降、安定的に増加傾向にある(図2)。

スーパーにおける飲食料品売上高(市場規模)トレンド(季節変動・不規則変動 調整値)

WizBiz株式会社のアンケート(2011年調査)によれば、ミニスーパーの客単価のボリュームゾーンは、1,000~2,000円未満の範囲にあると考えられる。この金額の範囲内に利用経験者全体の約47%が収まっている。また、1回あたり利用金額の一般的な相場(中央値)は1,200~1,500円未満の範囲内であると推定できる。

目次

1.起業にあたって必要な手続き

 ミニスーパーの開業に際しては、食品衛生法に基づく手続きが必要となる。申請は営業所所在地の所轄保健所へ申請書と営業設備の概要・配置図を提出して行う。

 また、店舗面積や建物の構造等によっては、衛生管理者や防災管理者の配置を必要とする場合がある。衛生管理者に関しては最寄の労働基準監督署にて、防災管理者に関しては管轄の消防署にて所定の手続きを行う。

2.起業にあたっての留意点・準備

 経済産業省「商業販売統計(商業動態統計)」を基に、スーパーにおける飲食料品売上高の季節指数を見ると、8月と12月に山があり2月が底となっている(図3)。ピーク月(12月)とボトム月(2月)の間では、季節指数に約1.25倍の乖離がある(季節指数:12月1.170、2月0.933)。しかし、不規則変動はほとんどないため、季節変動さえ把握しておれば、売上高の予測は立てやすいといえる。

スーパーにおける飲食料品売上高(市場規模)季節変動 と 不規則変動

 品揃えに関しては、立地や地域の世帯状況に応じて充実させることが重要である。たとえば、

・高齢者世帯の多い地域では少量パックを多く取り入れ、少量からの購入を可能にする
・学生やビジネスマンが多い地域では惣菜や弁当類の品揃えを充実させる

などが考えられる。

 生鮮品は卸売業者を通じて仕入れるのが一般的であるが、最近は生産者と売買契約を結んで直接仕入れるケースも多い。消費者の安全安心への意識の高まりから、信頼できる生産者から仕入れた商品には大きなニーズがあるといえる。

 競合店が多い場合は、さらに付加的なサービスを取り入れることで他店との差別化を図ることが望まれる。たとえば、

・書籍や医薬品の販売
・イートインスペースの設置
・宅配サービスの実施

などが考えられる。

 また、フランチャイズに加盟することで他社の優れたノウハウを活用して効率的な店舗運営をするという道もある。

3. 必要資金例

店舗面積30坪のミニスーパーを開業する際の必要資金例

4.ビジネスプラン策定例

1)売上計画例

2)損益計算のシミュレーション

※人件費は、正社員1名、パート・アルバイト1名を想定

※初期投資一括計上分は、開業費の金額

※減価償却費は、設備工事費・什器備品費等の額を5年で償却したもの

※必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。

  また、売上や利益を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。

最終内容確認日2014年2月

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