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頑張れシニアベンチャー
ホコリや花粉によるアレルギーの元を除去【AllerAir】

世界的に花粉症などのアレルギー症状に悩む人が増えている。空気清浄機のニーズはこれからさらに高まっていきそうだ。

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AllerAir(アレーエア)
社長 Sam Teitelbaum(サム・テイテルバウム)

25年のファミリービジネスである衣料品店経営ののち、パートナーがアレルギー症状を発症したのを機に、1996年、61歳で空気清浄機メーカーAllerAirを設立。同社はこの12年間、毎年20%の売り上げの伸びを記録している。

目次

パートナーのアレルギーで起業を決意

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──以前は25年間衣服関係のビジネスに携わっていたそうですが、なぜ畑違いのエアフィルターの会社を設立することになったのですか。
私のパートナーが化学物質に対する過敏症を発症したことがきっかけで、過敏症についていろいろ調べるようになり、短期間のうちにこの業界のことに詳しくなりました。そして、知って驚いたのですが、約4%もの人がこうした症状に苦しんでおり、しかも、その数は増えています。
さらに、複数の化学物質に対する過敏症(Multiple Chemical Sensitivity:MCS)だけではなく、環境の中にある化学物質が、ガンも含めさまざまな疾患の原因となっていることも知りました。そこで、化学物質の過敏症に苦しむ人たちを少しでも楽にしてあげられないかと思い、この業界に進出しました。
──業界他社の差別化はどのように行なっていますか。
エアフィルター業界の同業他社は、エアフィルターを個別のお客様のニーズに合わせることにあまり注力していませんでした。AllerAirはひとつのフィルターですべての用途に使えるとは考えていません。そこが、他社との大きな違いだと思います。人も建物も違えば、空気の汚れも違います。我々は、アレルギーやぜんそく、臭い、化学物質などのアレルギーで苦しんでいる人も含めて、個別のニーズや用途に合わせたフィルター装置を提供することを使命と考えています。
今では当社の製品は100種類を超えますが、中でも、複数の化学物質に対する過敏症用のMCSユニットは当社の主力商品となり、当社は家庭用とオフィス用のエアフィルターの会社として知られるようになりました。さらに、業務用のフィルターシステムも扱うようになり、病院、ヘルスケア関連、レーザーカッティング、印刷、食品加工、化学薬品加工、美容院など、さまざまな業界で使用されています。
空気を浄化する上で最も大切なコンポーネントは活性炭で、これが化学物質やガス、嫌な臭いを、最も安全で効果的に軽減します。また、炭素とHEPAフィルター(空気中に含まれる微細なホコリを取り除くために利用する高性能のフィルター)、スーパーHEPAフィルター、さらにUVデバイス、二酸化チタンなどの技術も使用しています。住居用、商業用、大きいスペースから、冷蔵庫、クローゼット、スポーツバッグなどの小さいスペースの臭いを除去することも可能です。

花粉症の人にも朗報

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──日本では花粉症に悩む人が増えています。北米でもこのようなアレルギーにかかる人は増えていますか。
そのとおりです。これは世界中で見られる現象です。「喘息・アレルギーセンター」によると、米国市民の20%以上がアレルギーをもち、少なくとも3590万人がいわゆる花粉症にかかっているそうです。また、「アメリカ・アレルギー・喘息・免疫学・アカデミー」は最近の調査で、50%以上の家庭には少なくとも、ホコリ、花粉、カビ、掃除用の化学薬品、化粧品、ドライクリーニングや建築材などから出る化学物質など6種類のアレルゲンがあると発表しています。
──花粉症などのアレルギーの増加でエアフィルターの需要は伸びていますか。
室内の空気のクオリティと健康の関係がわかるようになるにつれ、多くの人が化学物質や嫌な臭いなどを減らすためにエアフィルターを使うようになってきました。花粉を取り除くことが主眼であれば、HEPAフィルターが効果的ですが、それだけでなく化学物質や異臭、カビなども除去したければ、活性炭、HEPA、UVテクノロジー、細かいホコリを除去するフィルターを採用した空気清浄機をお勧めします。
──現在のビジネスと以前の衣服関係のビジネスには共通する要素がありますか。
多くの共通点があります。どちらもハードワークと結果を出せる製品を提供して人々を助けたいという自然の欲求が必要です。私は常に優れた製品を作りたいと思い続けてきました。それは、作ったり売ったりするものが変わっても同じです。
──今後の課題についてお聞かせください。
私の今後のプランは現在手がけているビジネスのマネジメントの効率化と新しい販売チャネルと提携をはかるべく、新しいソフトウェアを開発し、販売することです。私たちは常に成長し、顧客のニーズを満たすことを目指しており、お客様から私たちの製品がどれほどお客様の生活を改善したか、ということを聞くのが喜びです。そして、今後はさらにそのような声を聞くことができるようにしたいですね。



AllerAirのホームページ


掲載日:2011年11月 4日

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