トップページ  >  起業する  >  コラム・インタビュー  >  頑張れシニアベンチャー  >  目指すはサラリーマンプロフェッショナル【熱血情報制作所】

頑張れシニアベンチャー
目指すはサラリーマンプロフェッショナル【熱血情報制作所】

サラリーマン時代から、社外でも通用するサラリーマンプロフェッショナルを目指す。定年後は好きな相手と好きな仕事だけして、ストレスフリーな働き方を追求。

c2_110816_01.png
熱血情報制作所
鳴海敏成(なるみ・としなり)

ペンネーム/主税 沸(ちから・わく)。近畿日本ツーリスト(旅行企画販売)、西友(店頭販売、労組、本部宣伝販促部)、セゾンパレットコーポレーションにてサラリーマン人生を送る一方、2009年から「熱血情報制作所」として宣伝広告、広報、営業戦略アドバイザーの仕事を始める。急性胆嚢炎、腎臓ガンを克服。2006年に闘病記をブログに発表。

目次

サラリーマン時代から準備開始

c2_110816_02.png
──「熱血情報制作所」の事業内容についてご説明ください。
僕は今「熱血情報制作所」という看板を掲げてやっておりますが、これは会社組織ではなくフリーランスで仕事をしています。仕事内容は主に下記の4つです。
 (1)メディアの「クリエイティブディレクション」でクライアントと制作会社の間に立ち、高いレベルで両者のニーズがかみ合うような媒体制作をリードする。
 (2)コピーライティング:所謂媒体のキャッチフレーズやCMコピーを考える。
 (3)宣伝企画:宣伝・販促計画の5W1Hを企画書にまとめる。
 (4)組織マネージメント、ヘルスプラン企画
──代表的な仕事にはどんなものがありますか。
今まで手がけたクライアントの中には、財団法人、一部上場企業や大手出版社、大手印刷会社なども含まれます。団体・企業名は許可を得ておりませんので公表は控えますが、事業戦略アドバイザー、新規事業コンセプト、媒体制作の表現コンセプトづくりとそれに基づくクリエイティブディレクション、およびヘッドコピープランなどを手がけました。
──現在の仕事はサラリーマン時代に始めたということですか。
ほとんどのサラリーマンはサラリーマンプロフェッショナルになれず、サラリーマン奉公人で定年を迎えます。自分の経験などその企業の中でしか通用せず、世の中で必要とされるレベルではなかったと定年後初めて気付き愕然とする。僕は若い頃からサラリーマンプロフェッショナルを目指して生きてきました。「熱血情報制作所」という看板を掲げたのは定年退職した2009年からですが、その基礎作りはサラリーマン時代にスタートしていたということです。
──なぜ会社に勤めながら個人のビジネスを立ち上げることができたのですか。
時の社長がとても理解のある人で、自由にやらせてもらえました。僕の能力をしっかり評価してくれていて、能力のある者は自分の力をどんどん外で活かして良いという考え方をもっていました。サラリーマン時代は個人のビジネスというより、自分の力が社外でどれほど通用するのかという、武者修行的意味合いが強いものでした。
──会社勤めをしながら個人の仕事もするには、何らかのルールも必要だと思いますが。
サラリーマンの自分の仕事と被ることはやらないこと。
 自分の本業に微塵の影響も与えずやり切れること。
 コンプライアンスで決して後ろ指を差されないこと。
 会社ではサイドビジネスの話はしないこと。
 上司や同僚の協力は一切求めないこと。

楽しく働くために生活経済の手段を確保しておく

──サラリーマンが副業を成功させるコツは。
社外でも仕事をすることは、多かれ少なかれ妬まれることになるので、社内でいかに言いふらさずにやりきれるかどうかだと思います。僕の場合、仕事は代理店や制作会社を経由していましたので、その辺はスムーズにいきました。世の中がこれだけ厳しくなってくると、副業などを禁止しない会社も出てきているようなので、そのような環境は大いに活用すべきでしょう。
「熱血情報制作所/OFFICE NARUMI」は、クライアントから、個人名では仕事を頼みづらいので事務所名が欲しいといわれ、自分のポリシーを冠して作った名前です。
──現在のワークスタイルのメリットはどういうところですか。
c2_110816_03.png
この仕事は僕の頭の中にある材料を使うので、売り上げのほとんどをその材料の仕込みに当てます。旅行、飲食、書籍購入、タウンウォッチング、物品購入、ゴルフ等々...。生活のすべてがイコール情報収集・仕込み活動になります。生活を楽しみながら、かかる費用の多くを経費として計上できるので、収支はチャラにできるのです。ですから、利益は出ないというか、経費/収入がイーブンになる程度の規模でしか仕事をしていません。
ですが、これは多くの定年退職者が望む、とてもスタンダードな世界ではなかろうかと考えます。起業などという大きなリスクを背負ってまで一攫千金を望みはしないが、サラリーマン時代の経験能力を活かしながら社会との接点を維持しつつ、人生をエンジョイするくらいを稼ぎたいという希望ですね。生活経済は「公的年金+企業年金+個人年金+貯蓄」で十分賄えますから。
また、「好きな相手と好きな仕事しかしない」をポリシーにしてます。これだとけっこう気合いの入った良い仕事ができるので、それがクチコミで広まり、今3社のクライアントと仕事をしております。儲かりはしませんが、身の丈に合ったストレスフリーな生き方ができます。天下無双の自由業で、世の柵とは無縁の、あるがままに活動できる点が気に入っています。
──売り上げ目標はありますか。
ありません。ちなみに昨年はかなり仕事をしましたが、収入はありませんでした。全部今年に延びてしまったので。それでも良いのです。好きな事をやって頭を鍛えられるので。
──長く仕事を続けるコツはありますか。
仕事を「楽しく、自由に、長く」続けるためには、自分と家族の生活経済領域を仕事に持ち込まないことです。生活するための経済基盤は「公的年金、私的年金、退職金、預貯金」などでしっかり作っておくことです。これがないと生活のために働くこと(=義務化)になり、続かなくなります。自分の好きな世界で自由に仕事をするには、人生の余白部分でやれるかどうか、これが最大のカギになります。
──今後の抱負をお聞かせください。
誰かが自分を必要としてくれる限り、この仕事を続けます。


掲載日:2011年8月16日

  • googleplus
  • hatena
  • pocket
  • line
  • evernote
Copyright © WizBiz Inc.
このコンテンツの著作権は、WizBiz株式会社に帰属します。著作権の承諾なしに、無断で転用することはできません。
このページの先頭へ
起業するコンテンツ一覧
  • 事業計画作りや実際の起業準備そして開業まで。起業を目指す人の『こんな時どうする?』に応えます。

  • 法律知識や経営診断など、起業準備段階はもちろん、実際に起業・開業してからも使える豊富な情報を掲載。

  • 『国の補助金を活用して創業するには?』についてご説明します。

  • 中小企業や個人投資家にとってのメリットを、その仕組みや優遇措置について詳しくご紹介します。

  • 起業・開業を考えている職種の消費者利用動向がすぐにわかる、職種別データ一覧。

  • 200以上の業種・職種から選べる開業準備手引き書。

  • 最新のビジネストレンドや中小企業が直面する経営課題など、読み物コンテンツをまとめています。

  • 若手起業家にインタビュ—。「社会人起業」と「学生起業」それぞれの選択を対比しながら起業のカタチを探ります。