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注目のニュービジネス
二次会は代行サービスにお任せ いまや幹事は外注の時代

結婚式はプロに依頼しても、二次会の幹事は友人に頼む。そんな常識が崩れつつある。二次会はプロに任せたい――。消費者の新たなニーズに応えるため、アンビッシュ(東京都渋谷区)は2009年3月から二次会代行サービスを開始した。

目次

幹事の負担をなくすため代行サービスが誕生

20090903_1.PNG 二次会の幹事を誰に頼むか。そんな新郎新婦の悩みの種を解決するサービスが密かに注目を集めている。

 二次会の幹事といえば、会場の手配から当日の進行、会費の管理など、当日だけではなく事前の準備もしなければならない。

 そうした負担を考えると、仕事などで忙しい友人には気軽に頼みにくい。また、メールで何でも済ますと言われがちな若い層の中には、幹事を頼めるほど仲が良い友人がいないという人もいるだろう。

 友人に幹事を頼んで気を遣うのならば、いっそプロに頼んだほうが楽。そうした考えの広がりを読んで、アンビッシュの二次会代行サービス「アンフェスタ」は誕生した。

 開始したのは2009年3月だが、約1カ月の間に20件以上の問い合わせがあったという。同社の岡部豊社長は「幹事にかかる負担を考えて、代行サービスの利用を申し込まれる方が多い」と話す。

 とはいえ、代行サービスと聞くと「価格が高そう」というイメージもある。同社の代行サービスの二次会用の基本プランは6万9800円。友人に二次会の幹事を頼んだ場合でも、謝礼などである程度の支出が必要となることを考えれば安いかもしれない。

 このサービスには、会場の手配から当日の進行、備品の貸し出しからゲーム用の景品の準備までも含まれている。さらに、プロの司会者や受付も派遣。オプションでウェディングドレスやマジシャンなどのパフォーマーの手配なども行う。(料金は別途必要)

顧客の要望に合わせてサプライズの演出も

20090903_2.PNG 「低価格だが、価格以上のサービスをお客さまに提供している」と岡部氏は語る。
 同社が二次会代行サービスを本格的に開始したのは09年に入ってからだが、08年にも周囲からの要望があり、20件ほど二次会を手掛けている。

 同社は新郎新婦の希望を最大限に反映した二次会を行うようにしているという。ある二次会ではマジシャンを呼び、新婦が新郎のために編んだマフラーを取り出すといったサプライズの演出を行なったこともある。

 また、結婚前で忙しい新郎新婦のことを考慮し、事前の打ち合わせは1回。その後のやりとりはメールや電話のみとしている。打ち合わせ回数の少なさはコスト削減につながり、低価格のサービス提供が可能となっている。

挙式の多様化が代行サービスを後押し

20090903b.PNG

 もちろん、代行サービスを頼む人の動機は一様ではない。幹事依頼の煩わしさよりも、「コスト意識」から選ぶ人もいる。

 岡部氏は「代行サービスを頼まれる方の中にはウェディングにあまりお金をかけたくないため、披露宴の代わりに二次会を行う方もいる。そのため、一般的な二次会よりも、プロが手掛ける二次会を選んでいるようだ」と話す。

 最近では、一・五次会と呼ばれる会を開く人も増えている。これは、披露宴と二次会の中間ぐらいの内容のもの。そこで、同社では二次会だけではなく、一・五次会用のサービスも提供している。

 また海外での挙式が身近になったことも、ニーズの多さに影響しているという。実際、同社のサービスを申し込む人のうち3割は海外で挙式を行い、国内では二次会のみを行っている。

 「未婚化が進んでいる一方で、結婚式にオリジナリティーを求める人も増えている。そのため、二次会代行サービスはこれからも需要が伸びると思っている」と岡部氏は見通しを語る。

 二次会の幹事を誰に頼むのか。結婚式の裏側には、頭の痛い問題が隠れている。悩みがある場所にこそ、ビジネスチャンスがあるのだろう。

●会社概要

企業名 株式会社アンビッシュ
所在地 東京都渋谷区恵比寿2-14-5 シルバラード6デザイン5F
資本金 1000万円
従業員 12人
電話 03-5795-2740
URL http://www.amfesta.com/
掲載日:2009年9月 3日
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