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注目のニュービジネス
中小企業でもCMが打てる!?

企業がCMを撮影し、広く一般に公開する。 これは今までは大企業だけのものだった。それがインターネットの出現により中小企業でもホームページ上で情報公開が可能となり、YouTubeの出現によって動画投稿が無料でできるようになった。最近、企業規模に関わらず先端的な企業では、YouTubeを活用し企業CMを公表するという動きが活発になっている。このようにインターネットの進展により、中小企業でも知恵を絞れば大手企業と互角に戦い、売上を獲得していくことが可能となった。

この流れが今、携帯の世界でも起きている。今回紹介する「TV電話CM動画システム」を活用することで、企業は簡単にCMを撮影し、リアルタイムで公開することができるのだ。

目次

モバイルだからこそできる、TV電話CM動画システム

20081106_1.PNGある寿司屋の店主が「今日はいいネタが入ったから常連さんに知らせたいなぁ」と思う。店主は、携帯を使って来店を促すコメントを録画する。
「○□○寿司の店主△△です。今日も暑いなか、お仕事お疲れさまです! さて、本日は常連の皆さんだけに、極上のネタが入ったのでお知らせです。ほら、ご覧ください、この脂ののった極上のネタ。ぜひ、店に食べに来てください。お仕事の疲れも吹っ飛ぶこと請け合いです。それではお待ちしています!」

店主はこのようなコメントを携帯を使って簡単に録画し、その場でボタンひとつでアップする。そして事前に会員登録している常連に、またボタンをひとつで一斉に知らせることができる。

すると、常連は、携帯電話から店主のCM動画を見る。「こりゃ、美味しそうだ。よし、仕事が終わったら食べに行こう」と思えば、ボタンをピッと押して店に電話がつながる。そして、店主に「今から行くよ、そのネタとっておいてよ」と予約する。

今回ご紹介するサービスは、このようなことを実現するTV電話CM動画システム「ちょこっとモーション」だ。

TV電話を使って、安く、簡単に、リアルタイム販促

この仕組みは、携帯のTV電話の機能を使う。TV電話は、架電時に音声だけではなく、映像をリアルタイムで撮影し動画として配信している。じつはTV電話は、その映像を記録して残すことができる。そして、その映像をいつでも、誰でも、簡単に見られるようにしたのが、ビジネスモデル申請中の画期的な技術なのである。

そして、消費者は、そのCM動画を企業の電話番号に普通にTV電話でかけるだけで見ることができる。消費者にとって携帯というのは、テレビやパソコンと違って、いつも持ち歩くことが多く、極めて親密なメディアである。そのため、企業から有効な情報提供ができれば、店舗への集客や商品の購入など、企業が求めるアクションにつながりやすいという特徴がある。

さらに、企業と消費者にとって、安価に利用できるというのも大きな強みだ。というのも、TV電話で利用する通信圏は、通常の電話と同じ通話網も使用するので、IP網を利用するパケット料金とは異なり料金が圧倒的に安い。

例えば、2Mバイトの動画を消費者が見ようとする場合、これまでパケットパックという安いセット料金に入っている消費者でも約900円かかっていた。パケットパックに入っていなければ約3600円である。これがTV電話なら(30秒15円〜35円程度/通話料の1.3倍〜1.8倍)で見えるのである。

このように「ちょこっとモーション」は、企業がTV電話を使って、安価に簡単にリアルタイムで販売促進ができるという点が、大きな強みとなっている。

<ちょこっとモーションの特徴>
 (1)TV電話網とIP回線を融合した 安価で安易なシステム
 (2)パケット料金と違い、圧倒的に安いTV電話料金
 (3)企業が簡単にリアルタイムのCM動画を登録し配信することができる機能
 (4)消費者が簡単に閲覧できる機能(携帯で電話をかけるだけで登録、閲覧)

大きなビジネスチャンスがそこにある。
だから、どこよりも速く開発する。

では、なぜこのようなシステムを開発しようと思ったのか。
 この仕組みを販売する株式会社ジョッキージーン吉澤取締役に話を聞いた。
「このシステムは、絶対にビジネスチャンスがあると思った。携帯というのはこれから絶対伸びる。そして、TV電話というのは、なかなか利用者が伸びず、どのキャリアもなんとかしたいという課題認識があった。この課題をなんとかできれば、今後大きなビジネスになると考えていた。あるとき、『TV電話というのはキャッシュが残せるんだよね』ということを聞いた。このキャッシュが残せるというところから、企業がCM動画を録画して配信してはどうか、というアイデアが生まれてきた」

この提案にはキャリアも大変乗り気の様子。「よし、このビジネスはいける!」。そして、2008年10月にサービス提供にこぎつけたのである。今後はさらに、登録されている会員に企業が一斉にお知らせすることができるサービスを順次提供していく予定だ。

また、この仕組みは、これまでの携帯販促の課題を解決できるという。これまで携帯を使った販促というのは、QRコードを使って企業サイトへ誘導するものや、空メールを使ったものが多かった。しかし、このような手法は若い人にはそれなりに抵抗なく受け入れられているが、中高年の人が利用するのは難しい。つまり、これまでの携帯販促は中高年向けのビジネスには活用しにくいという課題があったのである。しかし、この「電話をかけるだけ」という簡単な操作は、中高年でも抵抗なく利用できるという点で大きな差別化のポイントとなっている。

売上拡大に苦労するビジネスの救世主となる!?

このような強みがあるため、当社のサービスは、集客に苦労する外食企業や小売店からの期待が高く、サービス開始前から多くの企業からの引き合いがきていたという。

例えば、あるコンビニエンスストア大手チェーンでは、廃棄直前の弁当を売り切るためにこのサービスを利用する意向があるという。例えば、「後2時間で廃棄しなければならない弁当があるが、廃棄してしまうと店舗の損失になってしまう。店舗としては半額でもいいので2時間以内に弁当を売り切りたい」というケースがある。そこで、店長はTV電話でメッセージを録画し、「今から2時間ハンバーグ弁当とから揚げ弁当を半額にします!」とお知らせするというような使い方を期待しているのだ。

また、あるフィットネスクラブでは、チラシからの反応率を上げる手法として注目している。じつは、チラシを見た消費者と企業が期待する「電話問い合わせ」や「体験入会」といったリアクションの間には大きなハードルがある。消費者は、チラシを見て「どんな雰囲気なのかな? ちょっと覗いてみたい」と関心をもったとしても、「勧誘がしつこいのではないか」と思ってなかなか気軽に電話したりしない。

しかし、「ちょこっとモーション」で店内の様子やインストラクターを確認することができれば、消費者は気軽にサービスを理解することができる。そして、良いと思えば、安心して入会や問い合わせといったアクションを起こすことができるのである。

まだサービス開始直後のため、これから新しい活用の仕方が生まれるであろう。売上を拡大することが難しいこんな時代だからこそ、知恵を絞って効果的に活用してみてはいかがだろうか。

●会社概要

企業名 株式会社JokeyGene
所在地 〒160-0023東京都新宿区西新宿5-10-14 小野木西新宿ビル3F
設立 平成18年10月10日
URL http://www.jokeygene.co.jp
掲載日:2008年11月 6日
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