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起業ノウハウ
企業のハラスメント対策
「セクシャル・ハラスメント」や「パワー・ハラスメント」といった言葉をニュースでもよく耳にしますが、当社は社員の年齢構成、男女比のバランスがいびつなので、こうした問題の温床がいたるところに見受けられます。とくに部下への指導に関しては旧態依然の厳しいやり方をする上司も多く、心配になることも。社員から嫌がらせだと受け取られかねない上司の言動に対して、会社として取り組むべきことを教えてください。 (愛知県 U社社長)
ハラスメントとは、相手に迷惑をかけたり不快な思いにさせたりする行為のこと。相談窓口を設けるなど、問題把握に努めるのと同時に、ハラスメントを生まない職場づくりを目指しましょう。
男性

解説者

社会保険労務士 富岡 英紀(とみおか・ひでき)
経営・労務に関するコンサルティングのほか、ベンチャー企業への助成金コンサルティングや就業規則によるリスクヘッジなど付加価値の高いサービスにとくに力を入れている。
社会保険労務士 加藤美香(かとう・みか)
労働基準監督署労働条件相談員、労働時間短縮アドバイザー、就業規則普及指導員等公的業務の経験を生かし、企業への人事労務コンサルティングに力を入れている。

目次

解説

近年、職場での嫌がらせ(ハラスメント)が深刻な社会問題になっています。代表的なハラスメントとして、以下のものが挙げられます(※参考資料)。

1.セクシュアル・ハラスメント

2.パワー・ハラスメント

3.モラル・ハラスメント

4.アルコール・ハラスメント

5.ジェンダー・ハラスメント

 

いずれも、相手に迷惑をかける行為や不快な思いにさせる行為ですが、ハラスメントの対象となるのは往々にして立場の弱い社員です。

ハラスメントが生まれる背景には、コミュニケーション不足による就業環境の悪化や雇用不安、過重労働による肉体的・精神的ストレスなどが考えられますが、要因があるにもかかわらず、何も対策を講じなければ、職場内でハラスメントが横行する事態にも発展しかねません。そうなれば、心の健康を損なう社員が出て、生産性の低下や人材の流出につながるだけでなく、安全配慮義務違反として賠償を求められることも十分ありえます。

まず大事なことは、何がハラスメントかを理解し、適切に問題に対処することです。そのためには、社員が安心して相談できる(秘密が守られ、助言などが受けられる)窓口を設けて、問題の把握・調整に努めることが第一歩です。ハラスメントの場合、相手がハラスメントだと認識していないケースも多いので、管理者を中心にハラスメント研修を実施するのも有効です。

それと同時に、コミュニケーションのあり方や過重労働を見直すことで、ゆとりのある明るい職場づくりに取り組み、ハラスメントを生まない環境を目指しましょう。

【資料1】職場における代表的なハラスメント(PDF:9KB)

掲載日:2010年12月14日
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