ミュージアムでウエディング?!
| 現代アート美術館から個性的な博物館まで、ミュージアムが多いことでも知られるニューヨーク。そんなミュージアムのスペースを借りて行なうユニークなウエディングパーティーが、いま、静かなブームだ。 |
ユニークなサービスで差別化
「ニューヨーク市消防博物館」では、制服姿の消防士がセキュリティーガードをつとめてくれる18世紀後半から現在までの、ニューヨークの消防士が使用してきたギアや消火装置を展示している「ニューヨーク市消防博物館」は、この秋は、ほぼ毎週土曜、ウエディングパーティーの予約が入っているというなかなかの人気。イベント会場を使って行なうウエディングは、着席なら150〜170人、立食なら300〜400人規模のパーティーが可能で、しかも、使用料は、会場設営や後片付けの時間も含めて8時間3300ドル均一。食事などは自分たちでケータリングしたりして準備しなければならないが、あとは好きなように使うことができる。
ファイアファイターと言えば、アメリカでは最も尊敬される職業のひとつ。ユニークなのは、ウエディングパーティー当日は、制服姿の消防士が2名、セキュリティについてくれるというところ。もちろん、招待客は自由に博物館を見学できる。
「ニューヨーク交通博物館」のウエディングもユニークだ。1930年に建てられた古い駅舎を改装したイベント会場でパーティーを行なうことができ、新郎新婦もゲストも、今は使われていないなつかしい地下鉄車両に乗ることができる。また、「ニューヨーク水族館」では、ペンギンやセイウチが泳ぐようすを眺めることのできるイベント会場や、大西洋を臨むデッキでウエディングパーティーができるなど、それぞれに、ミュージアムの特徴を最大限に生かしたウエディングで人気を集めている。
新しいミュージアムも続々オープン
新しくオープンするミュージアムの中には、はじめからウエディングパーティーなどに使用できるイベント会場を設けているところも多い。昨年12月にオープンしたばかりの「ニュー・ミュージアム」は、シンプルな7階建ての建物の最上階がパーティー会場(ウエディングのみ)になっている。壁2面が総ガラス張りなので、空中に浮かんでいるような感じで開放感もたっぷり。最近人気が出てきたロアーマンハッタンが一望できる。

アートフルなディナーセッティングが似合う最上階のスカイルーム(ニュー・ミュージアム)
スペースは自由にデコレーションして使っていいというものの、かなりアートのセンスがないと使いこなせない可能性も。だが、それさえあれば、面白い演出のパーティーができそうだ。オープンして1年足らずにもかかわらず、すでに数件のウエディングパーティーが行なわれており、うち1件は日本人のカップルだった。
また、今年の5月にオープンしたばかりの「スポーツ・ミュージアム・オブ・アメリカ」は全米初のスポーツをテーマにした博物館で、はじめからイベントスペース(立食の場合最大600人まで収容可能)を使いやすいように、2階に一般客とは別の入り口があるイベントスペースを設けている。イベントスペースには、著名なアーティスト、リロイ・ニーマンによる、スポーツをテーマにした壁画が描かれている。オープンして日が浅いので、ここでウエディングパーティーを行なったカップルはまだいないが、いくつか予約がはいっており、手応えはまずまずだ。

まるでバーかクラブのような、「スポーツ・ミュージアム・オブ・アメリカ」のパーティー会場
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