J-Net21とはメルマガ登録RSS一覧サイトマップブログパーツ
J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト
あなたのビジネスを、公的機関がバックアップ!
検索エリア
中小機構 独立行政法人 中小企業基盤整備機構

  • 起業する
  • 事業を広げる
  • 経営をよくする
  • 支援情報・機関を知る
  • 資金を調達する
  • 製品・技術を開発する
  • ニュースを見る

HOME > 起業する > 起業ABC

明日から独立経営者!起業ABC

  • トップページ
  • マニュアル
  • コラム
  • フォーマット
  • 相談窓口

今からでも遅くない!

高稼働率を誇るデイサービスを運営【はるかケアサービス】

自分らしい仕事をしたいと考え、起業したシニアにエールを送るコーナーです。
中学時代から映画少年だった木下さんは、巡回上映活動の中で映画鑑賞がお年寄りの会話を促すことを発見し、53歳で音楽療法と回想法が特徴のデイサービスを立ち上げた。

合資会社はるかケアサービス代表 木下茂樹氏 合資会社 はるかケアサービス代表
介護支援専門員/社会福祉主事/介護福祉士 木下茂樹(きのした・しげき)

昭和25年生まれ。中学時代から映画制作に携わり始め、大学時代に映画サークルを立ち上げる。卒業後、視聴覚教育の会社、フォト関連事業の会社(当時)を経て49歳で退職、福祉分野へ。平成13年、NPO法人「巡回映画サークル」を、同16年、“あったかデイサービス”がウリの合資会社「はるかケアサービス」を立ち上げる。

一度は福祉の仕事を断念し映画の世界へ

――デイサービス「はるかケアサービス」には、ほかにはない特徴があると伺いましたが。
元タカラジェンヌで準看護師・音楽療法士の北野弘子さん。ボランティアでプログラムにかかわっている元タカラジェンヌで準看護師・音楽療法士の北野弘子さん。ボランティアでプログラムにかかわっている
閑静な住宅街に建つ民家を借り、小規模多機能拠点として月曜から土曜まで週6日間営業しています。プログラムとして私が長年携わってきた映画鑑賞会(=回想法)を隔月開催するほか、元タカラジェンヌの準看護師による音楽療法を毎月実施しています。本格料亭の味の懐石料理の昼食も人気です。定員12名と少人数なので小回りがききます。
――映画鑑賞による回想法に着目されたのはどうしてですか。
私は中学3年の時にたまたま地域の8ミリ映画を作る会に参加して、映画作りのおもしろさに目覚めました。並行して地域の映画鑑賞会も手伝っていたところ、普段口数の少ないお年寄りが、映画を観た後は一緒に観ていた人たちに当時の思い出や俳優の魅力をぽつりぽつりと語り出すんです。「これは心理的な効果があるかもしれない」と思いまして。その後、学術的にも効果のあることを確信しました。
――映画上映にはこだわりをもっておられるそうですね。
デイサービスの立ち上げ前に仲間と映画巡回のNPO法人を立ち上げました。これは今も仲間がやってくれていますが、私たちはよくある白い布に映すような映画会ではなく、「一応きちっとした映画館なみのシステムを作って上映すること」を基本としています。だからスクリーンにもお金をかけているし、上映場所にもこだわっています。それが作った人に対する礼儀と思っているからです。
――本当はデイサービスではなく小規模グループホームを作る計画だったと伺いましたが。
帰っていく利用者を見送るスタッフ帰っていく利用者を見送るスタッフ
はい。ところが物件を借り、プログラムをこしらえ、ホームページも作ったところで地域住民に猛反対されました。認知症高齢者への偏見から「介護事業所は必要だが近所には要らない。地価が下がる」というのです。NPO法人で運営しようとしていたので、地域住民に反対されると活動意義そのものが怪しくなる。総量規制も受け、やむなく断念しましたが、このとき被った700万円の損失は非常に痛かったです。今も響いていますよ。
――元々大学では福祉を専攻されていたそうですね。
中学時代からお年寄りと接する機会のあった私は、子ども心に「将来、老人と接する仕事場がないかな」と思っていました。それで大学は社会福祉主事の任用資格が取れる社会福祉学専攻に決めました。ところが施設実習で「男女の恋愛が一番難しい」と聞きまして……。若かった私は年をとった男女が相手を取り合いしてることにショックを受け、「まだ自分には早い」と思い、私の映画好きに目をつけて誘ってくれた会社に入社したんです。

介護保険制度開始を機に再び福祉分野へ

――ところが、50歳を過ぎて映画と福祉の接点ができたのですから人生は不思議ですね。
49歳のとき勤務先がおかしくなり希望退職の話が出てきました。翌年介護保険制度が始まり、介護系ベンチャーが登場したことにも刺激されて、「オレもいっちょやったるで!」と。周りは驚きましたが、それまで営業でいろんな仕事先と付き合ってきたので自分では好機と捉えていました。その後、有料老人ホームや介護老人保健施設などで5年ほど修業し、紆余曲折を経て、ようやく平成16年にここを立ち上げたというわけです。
――「はるか」は“売れっ子デイサービス”として稼働率が極めて高いのも特徴ですね。
看板は玄関にひっそりとたたずむこれのみ看板は玄関にひっそりとたたずむこれのみ
1日8人来られたら採算に乗るようシステムを組んでいます。10人ほど来られるとして1週間に56〜58人、毎月約240〜250人の利用者さんが来られます。年間売り上げ700万円以上。利用者数を増やすため、回想法や元タカラジェンヌの指導する音楽療法を行ったり、高級料理の昼食がわずか740円で食べられるようにしています。こうした目玉や居心地よさを作るべく血のにじむ努力をしてきた結果が稼働率に繋がっていると思っています。
――最後に今後の計画について教えてください。
来年後半に、私の故郷である長野県飯田市に2つ目のデイサービス施設「はるか・りんご並木」の開設を予定しています。こちらは長年障害者施設で働いてきた従兄弟を中心に運営し、今後利用者の方たちが神戸と信州を相互訪問し、宿泊もできるような交流をするつもりです。宿泊は介護保険外ですが、少しでも利用者の方に楽しんでもらえる機会を作りたいと考えています。現在、ハード・ソフトともにその準備を進めている最中です。
【会社概要】
所在地:〒651-0053 神戸市中央区籠池通1丁目2番14号
  事業内容:通所介護

コラムインデックス

熱戦
ビジネスワイド
こんなときどうする?
新事業発見!
起業しました
今からでも遅くない!
起業に役立つあれこれ
Copyright(c) WizBiz Inc. このコンテンツの著作権は、WizBiz株式会社に帰属します。著作権者の承諾なしに無断で転用することはできません。

このページの先頭へ

  • ホーム
  • リンク集
  • サイト利用条件
  • ご意見・お問い合わせ
  • このサイトは独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営しています

Copyright(c) Organization for Small & Medium Enterprises and Regional Innovation, Japan All rights reserved.