HOME > 製品・技術を開発する > アイデアを刺激する 最新科学技術キーワード
"こんなことできたらいいな"と誰もが空想する夢の技術。その開発の最前線をご紹介します。あなたのビジネスとアイデアを刺激する科学技術です。

炭素繊維自動車[update:2011.10.27]
比重は鉄の4分の1、強度は鉄の10倍と軽くて強い炭素繊維―。軽量化に大きく貢献するため、2012年から段階的に始まる欧州での自動車排ガス規制や、電気自動車(EV)などの普及が追い風となり、これからは自動車用途での本格採用が見込まれる。炭素繊維が黒いことから例えられる「黒い自動車」の時代が、すぐそばまで来ている。

次世代超音速旅客機[update:2011.10.20]
音速の2倍(マッハ2)の速度で、米国や欧州に6時間以内でひとっ飛び。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、こんな次世代超音速旅客機(SST)の研究開発を進めている。飛行時に地上で聞こえる爆音(ソニックブーム)やエンジン音を大幅に抑える機体を開発する。2020年度以降に商用化を目指すというが、果たして実用化しても旅客需要は見込めるのか―。

スマートフォンウイルス[update:2011.10.13]
スマートフォン(多機能携帯電話)にウイルスの脅威が迫っている。利用者がダウンロードするアプリケーションにウイルスを仕込み、利用者に気づかれないようウイルスに感染させる手口が広がってきた。スマートフォンが急速に普及する裏で、利便性の隙(すき)を突いて忍び寄るウイルス。その実態と情報セキュリティー業界の対策を探る。

3次元構造半導体[update:2011.10.06]
50年以上変わらなかったトランジスタ構造を抜本的に見直すことで、一段の高性能、低消費電力を実現―。半導体世界首位の米インテルは5月初め、3次元構造のトランジスタ技術を開発、2011年後半に実用化すると発表し、世界を驚かせた。ポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)が「トランジスタを再発明した」と胸を張るほどの大きな技術革新の意義は、どこにあるのか。

宇宙をかけるトロン[update:2011.01.06]
デジタルカメラ、ファクス、携帯電話、情報端末などに広く使われている日本生まれの組み込みOS(基本ソフト)「トロン」。そのトロンが日本の探査機や人工衛星の通信・姿勢制御、ミッション系機器制御のコンピューターの動作に使われるケースが増えてきた。高信頼性で低消費電力、そしてオープンアーキテクチャーにすぐれているからだ。海外の衛星には専用OSや有償の汎用リアルタイムOSが多く使われるなか、無償のトロンは宇宙機の主流になれるのか。宇宙を駆けるトロンの近未来を探る。

スマートステーション[update:2010.12.24]
通勤や通学、生活の場としてたくさんの人たちが行き交う鉄道の駅。毎日利用しているとその姿は代わり映えがしないように見えるが、ITなどの進展とともに、改札や案内表示、ホームドアなど利用者にとって使い勝手が良くなるように少しずつその機能を向上させている。JR東日本はこうした技術を集め、一カ所で実験をすることで利用者にとって総合的にどれだけ使いやすい駅になるかを検証する実験棟を建設した。"未来の駅"の姿を少しだけのぞいてみた。

遠隔医療[update:2010.12.16]
「ちょっと血圧が高いですね」。「そうですか。それは気を付けないと」―。診療所や病院の日常的な一コマだが、受診者が相対しているのはパソコン画面。受診者と医療機関をインターネットでつなぎ、遠隔で医師の相談や診断が受けられる遠隔医療というサービスで、このところ注目度が高まっている。キーワードは「人と人とをつなぐ」。通信事業者は事業化をにらみ、自社の基盤事業であるブロードバンド(高速大容量通信)や携帯電話回線を利用した遠隔医療システムの開発にしのぎを削っている。

違法コピー動画検知[update:2010.09.16]
インターネット上には違法なコピー動画が氾濫(はんらん)している。映画館で盗撮したり、テレビ放映のアニメに翻訳した字幕を加えたりして改変し、ネット上の動画共有サイトに投稿するユーザーがいるためだ。これは著作権の侵害に当たる違法な行為だが、一度削除しても、また新たなユーザーが次々と投稿するという、いたちごっこが起きている。こうしたなか、コピー動画を自動で検知する技術がついに開発された。「サイバー警察」とも表現されるこの技術、世界標準規格の採用というお墨付きも得て、ネット内外で反響を呼んでいる。

緑の原油[update:2010.09.13]
もしかしたら日本が産油国になる? 湖面などに漂う藻。その藻から油分を取り出し、バイオ燃料として利用する技術の開発が進められている。得られた燃料は「緑の原油」と呼ばれ、次世代バイオ燃料として注目されている。この研究で、電力中央研究所は省エネルギーで高い抽出量を実現する技術を開発した。「産油国・日本」を実現し得る技術を求めて、神奈川県横須賀市の同研究所に足を運んだ。

スマートグリッド[update:2010.05.27]
ITを駆使し、効率的な送配電網を構築する次世代送電網「スマートグリッド」が注目を集めるようになってきた。景気浮揚策の一環と位置づける米国のみならず、停電事故の発生件数が極めて少ない日本でも産業界と政府がタッグを組み、新需要の創出に向けた戦略構想の立案に乗り出している。今後20年間、スマートグリッドに関連したインフラ投資は日米欧合計で約1兆2500億ドル(約112兆5000億円)との試算もあり、巨大市場での主導権を握るべく、メーカー間の開発競争が熱を帯びつつある。
