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自然から学ぶアイデアの源泉 ネイチャーテック


フロリダのローズマリーは山火事で生まれ変わる

ヒントとなる自然:植物(ローズマリー)

写真1:フロリダローズマリー。アレロパシーにより身を守っている
Creative Commons

何がすごいの?

アメリカの東海岸のフロリダ州は山火事が多い地域です。この地域で生息するローズマリーというハーブは、以前ここでご紹介した植物がもつアレロパシー(陣取りゲームが得意なセイタカアワダチソウ)という作用を利用して、周囲のほとんどの植物を枯らす山火事が起きたときでも、自分に被害が及ばないように身を守っています。

しかし、大きな山火事が起きると、ローズマリーが燃えて死んでしまうこともあります。そうなると、今までアレロパシーによって発芽を抑制されていたローズマリーの種が急激に成長し、山火事後には新しいローズマリーの集団が繁栄するのです。

※アレロパシー:植物が化学物質を出して他の生物に対して成長を阻害したり促進したり様々な作用をもつこと。

どうやって役立てるの?

ローズマリーが放出する化学物質によって自宅の周りなどの雑草を少なくすることができれば、除草剤を使う必要がなくなるかもしれません。

どんな研究をしているの?

ローズマリーは針のような葉をしているので、蒸散によって葉の表面から水分が失われる量が少なく、乾燥にも強いことが分かりました。

また、全体的に丸い形をしているのでフロリダの吹きつける風の影響も受けにくく、山火事以外にもフロリダの気候に適した戦略をもっていることが分かりました。

ローズマリーが放出する化学物質について、どの成分にアレロパシー効果があるのか、その作用についても研究されているところです。

どんな技術開発ができる?

ローズマリーが放出する化学物質には、防虫効果やミツバチを呼び寄せる効果があるとも言われ、受粉促進に役立てることができるかもしれません。

植物を効果的に寄せ植えすることで、薬剤をできるだけ使わずに、養蜂や人工栽培ができるようになるかもしれません。

ローズマリーが放出する化学物質にはミツバチを呼び寄せる効果があるとも言われている

写真2:ローズマリーが放出する化学物質にはミツバチを呼び寄せる効果があるとも言われている
Photo by Tobyotter
Creative Commons

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掲載日:2012年1月 6日

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