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HOME > 製品・技術を開発する > 自然から学ぶアイデアの源泉 ネイチャーテック

自然から学ぶアイデアの源泉 ネイチャーテック


ノボタンの仲間

Photo by kaiyanwong223

亜熱帯雨林のハーブの種分散法

ヒントとなる自然:植物(ノボタンの仲間)

<写真>ノボタンの仲間
Creative Commons

何がすごいの?

亜熱帯雨林では、ノボタン科の植物の小さなハーブが育っています。以前、「雨の日に飛んでいくキノコ」という記事で、変わった種の分散法をご紹介しましたが、ノボタンも同じように雨の日に種を分散させる特殊な方法をもっているのです。

ノボタンは一年の中で最も雨の多い時期に果実が熟し、雨滴が果実に当たった時のエネルギーを利用して種を飛ばします。ノボタンの果実は三角形の形をしていて、その角に種のはいった鞘(さや)があります。雨滴が成熟した大きい果実にあたると、三角形の3つの角から一斉に種は噴出します。

どうやって役立てるの?

大きなビルの窓ガラスを清掃するときに、三角形の容器のなかに洗剤を入れて、雨の日に三角形の容器から洗剤が窓の大きな面積に広がることができれば、今までのようにゴンドラに乗って少しずつ洗浄するより効率的かもしれません。

また、キッチンやお風呂の排水溝に使う掃除用品の新しいデザインにも役立つかもしれません。

どんな研究をしているの?

雨滴が落ちてくる高さによって、種の飛散する距離が変わることが分かりました。1mの高さから水が落ちると1.3cmから29.5cm、2mの高さから水が落ちると1.9cmから35.3cm飛散することが実験室で調べられました。

ノボタンの種の飛散方法は、降ってくる雨の水滴に含まれているエネルギーを利用して、重力によりエネルギーを作りだしていたのです。

どんな技術開発ができる?

天から降ってくる雨のエネルギーを利用した雨力発電の設計・開発が期待できます。家に小さい雨力発電装置があれば、憂鬱な雨の日も電気代の節約につながるかもしれません。

<参考文献>
Marco A.Pizo and L.Patricia C.Morellato,A new rain-operated seed dispersal mechanism in Bertolonia mosenii (Melastomataceae),a Neotropical rainforest herb,American Journal of Botany,89,169-171,2002

<関連リンク>
雨の日に飛んでいくキノコ
風がなくても飛べるアルソミトラの種子
湿度に敏感な松ぼっくり

掲載日:2011年5月 9日

仕事の分担を指揮するミツバチダンス上へ上へ伸びる植物

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