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自然から学ぶアイデアの源泉 ネイチャーテック


オウサマペンギン

Photo by B.navez

ペンギンの羽毛は天然のダウンジャケット

ヒントとなる自然:鳥(オウサマペンギン)

<写真>オウサマペンギン
Creative Commons

何がすごいの?

とても寒い南極の氷の上でオウサマペンギンは暮らしています。抱卵といって、自分の卵を温める時期には120日以上も何も食べずに、寒さに耐えることができます。その秘密はペンギンの羽毛にありました。

他の鳥とは違って、ペンギンの羽毛は硬い素材でできていて、1本1本が約3cmから4cmと短く、それぞれが小さなフックのような形をしています。体の表面に、密集してすき間なく生えています。硬く密集した羽毛は、強い風にも動きません。

また、水中に入ると、羽毛の1本1本がフックのように曲がり体の表面は1枚の布のようになります。そして地上へ出るとき、羽毛は元の形にバネのように戻ります。さらに、寒いときは羽毛をねかせ、冷たい空気が直接からだに入らないようにします。また、暑いときには羽毛をたたせることで、体の中の空気を逃がします。

オウサマペンギンは、自分の体にフィットしたつるつるしたボディスーツのような羽毛を持っているのです。また尾の付け根には脂を出すところがあり、そこからの分泌物を口ばしで体中に塗る「毛づくろい」によって、水をはじくことができます。

どうやって役立てるの?

オウサマペンギンの羽毛の構造は、私たちが寒いところに旅行などで行きたいときの衣類として役立つかもしれません。

今はウサギやアンゴラなどのフワフワな毛皮のコートや羽毛をたっぷりと含ませたダウンジャケットが定番ですが、もっとコンパクトで運動しやすいような体にぴったりとしたツルツルのペンギンの羽毛のような素材のウエアで、寒さを感じないで旅行を楽しめるようになるかもしれません。

どんな研究をしているの?

ペンギンの羽毛の構造について、顕微鏡で詳しく観察されました。

羽の後ろについている後羽が、ペンギンでは他の鳥よりも長く、風よけの役目を果たしていることが分かりました。後羽を拡大するとさらに、繊毛といって細かく枝分かれをした構造になっていることもわかりました。1平方センチメートル当たり、30から40本もの羽毛が生えているのですが、さらにその羽毛は細かく枝分かれした羽の構造を持っているコートになっていることが分かりました。

どんな技術開発ができる?

新しい合成繊維の開発です。ペンギンの羽毛のような構造を人工的に再現することができれば、軽くても断熱性があり、耐水性もある新しい素材でできた衣類を開発することができます。

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掲載日:2010年12月22日

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