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ものづくりの原点


第85回

最高の品質、最高の顧客満足度を目指す技術集団[熊本精研工業]

池内壽孝社長

池内壽孝社長

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スピードで勝負し、仕事の発注は断らない

日々変化する経済環境や顧客ニーズに積極的にチャレンジ、フレキシブルに応える方針の同社では、一人ひとりが各工程の責任者だ

日々変化する経済環境や顧客ニーズに積極的にチャレンジ、フレキシブルに応える方針の同社では、一人ひとりが各工程の責任者だ

熊本精研工業(福岡県前原市、池内壽孝社長、092-322-7531)は、半導体用リードフレームなど精密金型部品製作を手掛ける。この他にも微細3次元電極加工や金属箔打ち抜き金型設計製作にも対応し、アルミ箔や銅箔などは厚さ0.01mmの実績がある。

67年の創業当初は福岡県内の金属加工大手企業の下請に徹し、賃加工を手掛けていた。しかし下請けを続けていては倒産は目前−。

そこでこの状況を打破するため、取引先に出向いて精密金型部品製造の技術を学んだ。これが取引先の幅を広げるきっかけになった。

熊本精研工業には池内社長を含む3人の営業マンがいる。「仕事の依頼を断ることは極めてまれ」(池内社長)という同社の強みは社内のチームワークの良さにある。

営業マンが仕事の発注を受けるとすぐに工場の従業員たちに打診、現場の従業員たちは小会議を開く。会議の内容は「できるか否か」ではなく、「どうやったら新たに発注が来た仕事に対応できるか」ということ。

どんなに仕事が詰まっている状況でも、各工程担当者が作業を調整するなどして急な発注にも対応できるようアイデアを練る。「30分以内に結論が出る」(同)スピードを売りに取引先を増やしてきた。池内社長は「現場に支えられている」と断言する。


顧客満足度向上のため技術を追求

ものづくりを手掛ける中でこだわっているのは「いいものをつくり続けることと顧客の要望を聞くこと」(同)の2点。

図面支給方式で精密金型部品をつくるが、そのまま図面通りに完成しても機械に合わせたときにどうしてもズレが生じる。そこで同社のノウハウを駆使し、ズレがない状態に調整、取引先に納品してすぐ使える状態にしておく。短納期の場合はいかに精度良く仕上げるかということを課題に取り組んでいる。

工場には平面研削盤やワイヤカット放電加工機、NC放電加工機、超精密微細加工マシニングセンターなどの設備を設置。精密金型、超精密、微細加工を行う。近く新たにマシニングセンター1台を導入して「高硬度材料の加工も手掛けていく」(同)予定だ。

「小さくてもパワーあふれる会社にしたい」と語る池内社長。そのため、「どんなときもプラス思考で取り組む」(同)という姿勢を徹底している。

成果が出なくても、会社に技術と経験を蓄積したいときは「研究開発費」とみなし徹底的に課題に対処する。それが次のステップにつながる大きな財産となり、顧客満足度の向上につながることを強く感じている。時代のニーズに的確にこたえるため、技術革新の追求は欠かせない。


掲載日:2008年5月29日

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加工福岡県精密部品製造業金型


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