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ものづくりの原点


第70回

金型を知能化する[高山プレス製作所]

高山哲郎社長

高山哲郎社長

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世界で負けない金型づくり

高山プレス製作所(福岡県古賀市、高山哲郎社長、092-946-3136)は、自動車のパワーウインドなど電装部品の金型設計からプレス加工まで手掛ける。約40年前に自動車産業へ足を踏み入れ、現在は「売り上げの約7割を自動車関連が占める」(高山社長)という。

サーボプレス機が立ち並ぶプレス工場内

サーボプレス機が立ち並ぶプレス工場内

部品製造だけでなく、自社のプレス用に金型を内製する。またカメラメーカー向けに精密プレス部品を納入するなど高い技術力を持つ。

部品製造だけでなく、自社のプレス用に金型を内製する。またカメラメーカー向けに精密プレス部品を納入するなど高い技術力を持つ。

従来の目視検査では不良品の見落としが発生する。見つけた場合は生産ラインを停止せざるを得ず、コストアップの要因となっていた。高山社長は「実現できれば大きなコスト削減につながる」と期待を寄せる。また不良発生カ所や原因をデータベース化することで迅速に原因を究明し不良対策につなげる。

自動車用の金属プレス部品には高い品質が求められる。たとえ1個でも不良品が発生すると「その何倍もの製品を回収することになる」と知能化事業のリーダーである沖西佳法部長は打ち明ける。そのため知能化研究には産学官の緊密な連携で取り組んでいる。

体制は森尾プレス工業(福岡市博多区)と西日本工業大学(福岡県苅田町)、福岡県工業技術センター機械電子研究所(北九州市八幡西区)などだ。高山プレス製作所が抜き曲げ加工の順送金型の知能化を担当。官学が持つセンサーの組み込み技術をすりあわせながら金型をつくる。

事業化2年目の今、「荷重センサーを取り付けた知能金型の試作品第一号が完成」(沖西部長)するなど、着実に成果を積み上げている。

知能金型で製造した製品は、アイシン九州(熊本県城南町)など一次サプライヤーのアドバイスを受け、さらに改良を重ねていく。事業化の先には品質保証された部品の受注拡大はもちろん、知能化金型の受注生産や不良検査のシステム販売も視野に入れている。

半数が技能士の資格を持つ

同社は高い品質を維持するため、02年に金型製作からプレス加工までの全工程で「ISO9001」を取得。工具顕微鏡をそろえるなど、品質管理にも力を入れている。さらに技術者の半数が技能士の資格をもつなど、技術力には定評がある。

また数年前には同社2台目となるサーボプレス機を導入。サーボモーターによりプレスの速さを工程途中でも自由に変えられる。そのため複合加工に適しているほか「加工精度の向上にもつながった」(同)と積極的に生産環境の整備にも取り組んでいる。


掲載日:2008年2月 7日

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