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ものづくりの原点


第69回

超音波で機械と人間の共生目指す[プロアシスト]

生駒京子社長

生駒京子社長

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産学官で超音波センサー開発

プロアシスト(大阪市中央区、生駒京子社長、06-6231-7230)は、画像処理技術に強みをもつITソリューション企業。保有技術はソフト・ハード開発、ウェブ開発、組み込みシステム開発など多岐にわたり、それらを組み合わせて顧客に提案できるのが強みだ。

超音波の反射を使って空間を立体的にとらえる空間位置測定装置「3次元超音波マイクロアレイセンサー」システム

超音波の反射を使って空間を立体的にとらえる空間位置測定装置「3次元超音波マイクロアレイセンサー」システム

ロボット用センサーなどを事業化しており、モノづくりを支える存在として認知度が高まっている。

06年には産学官連携で超音波を使った空間位置測定装置「3次元超音波マイクロアレイセンサー」を開発した。従来の光学式カメラと違い、超音波の反射を使って空間を立体的にとらえるものだ。

小型で設置場所を選ばず、光学式センサーに比べ光量の少ない室内でも画像を伝えることができ、データ量を少なくできるなどの特徴がある。すでに医療施設への導入が進められているほか「将来的にはマーケティング業界、セキュリティ分野での需要も見込める」(生駒社長)。

現在開発を進めているのが超音波センサーと光学式カメラを組み合わせたセンサーシステム「SONIC ROBO」だ。中小企業基盤整備機構の07年度戦略的基盤技術高度化支援事業に採用され、産学官連携で研究を進めている。

SONIC ROBOは、光学式カメラのほかロボット・アームの手のひらと腕の部分などに超音波3次元マイクロアレイセンサーを、そして指先部分に超音波センサーを搭載する。光学式カメラの画素数は30万画素程度を想定しており、システムは多値空間コード投影方式か位相シフト方式を採用する方針。

光学式カメラと超音波3次元マイクロアレイセンサーを複合させることで計測時間を短縮、計測精度をあげられるのが特徴だ。

「製品化するための最大の課題は技術の複合化と高精度化」(同)で、計測時間は0.2秒、計測精度0.1mm以内を目指している。ロボット同士の混線を防ぐため超音波を機体別にコード化する技術も組み込む予定だ。

工場内でも導入可能—人との協働を目指す

SONIC ROBOの最大の特徴は人間との協働を目指したフローティング制御技術が盛り込まれていることだ。現在ロボットを導入している工場内などでも、事故防止などの観点からロボット用の柵などが設けられており、人間との効率的な協働は実現できていなのが現状。

そこで同社は「人間とロボットの協働がこれからのロボット産業の課題」(同)と考え、SONIC  ROBOに人最優先のフローティング制御を搭載する。ロボット・アームの腕についた3次元アレイセンサーを通じてロボット自身に人間の動きを察知させることで、緊急時の回避などが可能になり、安全性が飛躍的に向上する。

生駒社長は「鉄腕アトムのようにロボットと人間が共生できるのはまだまだ先のこと」と語るが、その未来が近づきつつあるのは間違いない。


掲載日:2008年1月31日

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