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ものづくりの原点


第56回

コアはトータルにまとめる技術力[石原産業]

石原信之社長

石原信之社長

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石原産業(長野県上田市、石原信之社長、0268-42-5011)は、精密部品加工と金型設計製作を手掛けている。精密部品は創業時からの事業であり、産業機械、工作機械、医療機器など幅広い。一方、金型はモールドからプレス、ダイカストまで設計から完成まで製作。金型をおこす前の試作も、樹脂や金属で受けている。

同社のコア技術について石原信之社長は「金型では最終の手仕上げまで自信がある。部品加工は切削・研磨・検査など。両方とも5、6工程の全体を見てトータルにまとめる技術力がある」と胸を張る。加えて1個から多品種少量、量産加工まで対応して設計から製品まで一貫生産できるという。

職人技能を育成

金型部品から難加工素材や複雑な形状の再現が求められる三次元加工部品まで、卓越した品質をほこる

金型部品から難加工素材や複雑な形状の再現が求められる三次元加工部品まで、卓越した品質をほこる

同社は多種多様なことに挑戦して顧客ニーズに対応してきた。このため全国の取引企業数が500社余りと多く、このことからも技術の総合力がうかがえる。「失敗もあるが経験が豊富で、他社ではできなかったことを当社ができたことも多い」(石原社長)と独自の加工技術を進化させてきた。

強みの技術は半導体装置部品の微細穴加工において、直径30μm(1μは100万分の1)までの穴を開けることが可能だ。現在、放電加工により直径0.5mmで深さ100mmの部品を量産している。また半導体関連加工で、ひずみを抑えたり平面度を出すことにも実績を認められた。その一方で、超硬金属、ステンレス、チタンなどの難削材の加工も引き受けている。

技術の高度化では人材育成に注力。各部門の連携力にプラスして、職人技能である判断力、経験、勘、取りまとめる力を持つ人材を育成に取り組む。さらにオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)や外部講師によるセミナーなども開催している。

加工機・道具を自前で製造

高速マシニングセンターがずらりと並ぶ工場内

高速マシニングセンターがずらりと並ぶ工場内

同社は経産省の「ものづくり基盤技術高度化法」の制度を申請した。その理由について石原社長は「独自の技術、ノウハウを高めること。顧客ニーズは絶えず変化と進化をしているため、世間の技術進歩に早くついていき生産システムを強化する」ことと語る。

同制度の認定を受けた内容は「連続準無人機械システム」と独自の「石原産業型スケジューラー」とを協調させた金型生産システムの開発。これはCAD/CAMや測定器、社内データ、情報通信技術、経理、原価把握などの連携により、見積もりから生産まで顧客に合わせて最適化するシステムである。

石原社長は「加工機械・道具を自前で製造していきたい。市販のものでも改造して、当社の長所を生かして付加価値を高めたい」と将来を展望する。


掲載日:2007年10月25日

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加工精密部品製造業金型長野県


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