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ものづくりの原点


第44回

レーザー技術で世界をリード [ファインディバイス]

井口幸成社長

井口幸成社長

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レーザー樹脂溶着機

レーザー樹脂溶着機

ファインディバイス(福井県福井市、井口幸成社長、0776-58-3500)は、レーザー樹脂溶着機の草分け。1996年の創業以来、豊富な経験の蓄積によるノウハウと最先端技術をもとにレーザー加工機の世界的リーディングカンパニーを目指している。

コア技術はレーザー加工技術、光学技術、移動技術の3つ。これらの技術を融合させ、顧客の抱えている問題を解決し、最適なシステムを提案、具体的な装置を提供できるのが強みだ。

最近、高精度で制御性の高い加工方法としてレーザーが注目されている。同社の製品はレーザー樹脂溶着機と超精密加工用ステージシステムの2つに大別。レーザー樹脂溶着は、接着剤などを使わずにすむため、従来方法に比べて樹脂製品の溶着後の外観が向上するほか、複雑形状の溶着や薄肉の精密溶着も可能だ。樹脂にはいろいろな種類があるため、出力とレーザーの選定がポイントとなる。

装置メーカーとしての役割を果たすには、レーザー樹脂溶着のノウハウを蓄積する必要があり、試行錯誤の基礎実験を繰り返した。数多くの実験結果をもとに最適なレーザー選択と出力制御で実用化した。

ファイバーレーザー利用し遠隔切断技術を開発

7月に、若狭湾エネルギー研究センターに据え付けられたレーザー発振器

7月に、若狭湾エネルギー研究センターに据え付けられたレーザー発振器

同社は共和製作所(福井県敦賀市)、福伸工業(福井県あわら市)、松本鉄工所(福井県敦賀市)、レーザックス(愛知県知立市)、大阪大学、福井大学、福井県工業技術センターと、2006年度戦略的基盤技術高度化支援事業「高品質固体レーザによる遠隔切断技術の開発」に取り組んでいる。プロジェクトの管理・運営は同事業を受託した若狭湾エネルギー研究センターで、同センターがファインディバイスなどに再委託した。

自動車業界向けにアシストガスなしで薄板を遠隔切断したり、造船、厚板シャーリング業界向けに、水中でも高品質で効率的な厚板を切断できる技術をそれぞれ開発するのが狙い。

原発の廃炉解体にも貢献

ファインディバイスの3つのコア技術(レーザー加工技術、移動技術、光学技術)

ファインディバイスの3つのコア技術(レーザー加工技術、移動技術、光学技術)

薄板切断技術は、板厚1mm〜3mmの亜鉛めっき鋼板や炭素鋼を対象に、毎分5mの切断速度、アシストガスなしで500mm程度離れた位置から切断できる技術開発を目指す。厚板切断技術は高張力鋼や炭素鋼を対象に切断板厚40mm以上、切断速度毎分450mm以上、切断幅5mm以下などを達成目標とする。水中での極厚金属の高効率遠隔切断技術の開発は、将来予想される原子力発電所の廃炉の解体にも役立つものとみている。

総括研究代表者の早川順ファインディバイス取締役相談役は「最先端の高品質レーザー(ファイバーレーザー)を活用することで加工ノウハウの蓄積をしたい」と意気込んでいる。開発参加企業のファイバーレーザーによる切削加工事業の規模拡大や新分野への進出につなげる考えだ。


掲載日:2007年8月 9日

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