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ものづくりの森


技術の森

多品種“微量”に対応

関ケ原古戦場跡から東に7キロメートルほど車を走らせると、ナブテスコ岐阜工場(岐阜県垂井町)が見えてくる。航空機の姿勢制御などに用いるアクチュエーターや電源システムなどを開発・生産する、同社航空宇宙カンパニーの主力工場だ。5年ほど前に「変種変量生産システム」と称する独自の管理手法を導入し、生産量の変動が多い航空機製品の生産に対応している。

アクチュエーターの組立工程

アクチュエーターの組立工程

在庫量を半減

「航空機関連製品は、多品種“微量”での生産が求められる」。清水功岐阜工場長はこう語る。工場では1300―1400ロットの部品がラインを流れるが、1ロット当たりの生産量はごくわずかである場合も多い。アクチュエーターの組み立てなど多くの工程は機械化しにくく、手作業が中心だ。そこで同社がまず着手したのは、在庫量の削減。従来は1カ月分の在庫を抱えていたが、その半分の「0.5カ月在庫」の目標を徹底した。この結果、2008年度に100日以上あった在庫回転日数は11年度末に74.9日まで短縮。16年度には50日の達成を目指している。
 調達方法も変えた。例えば鋼材の調達では従来、鋼材をそのまま購入していたが、荒加工済みの状態で受け取る「個数買い」に変更。社内で材料切断にかける時間が減り、リードタイムは従来の14日から約3分の1に減ったという。

要は“辻説法”ボード

787向け高電圧配電装置の組立工程

787向け高電圧配電装置の組立工程

研削盤などが並ぶ機械加工の現場。「辻説法ボード」と呼ばれる看板が、さまざまな機械の横に立てられている。作業時の注意点や改善方法などを常に目に見える場所に配置することで、マネジメント層の方針を伝えたり、現場の意見を吸い上げたりするのに一役買っている。
 機械を動かす担当者の横では、部品や工具などを準備する専任担当者が活躍する。通称「段取りマン」。数々の機械の段取りを一手に引き受ける。機械担当者ではなく段取りマンが部品キットなどをそろえることで、機械担当者は通常の作業に専念できる。段取りマンの導入で、10%程度の生産効率改善に役立っているという。

さまざまな生産技術をふんだんに採り入れている岐阜工場。「今後は顧客密着型の生産体制を築く」(清水工場長)として、主要取引先である米ボーイングの工場に近いワシントン州にも新工場を確保した。今後は岐阜工場との2拠点体制での生産を強化し、日本で培った技術の米国展開も加速する考えだ。

データ

会社名 ナブテスコ株式会社岐阜工場
所在地 岐阜県不破郡垂井町宮代 1110-1(本社:東京都千代田区平河町2-7-9)
電話 0584-22-3121

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