J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト] > 経営課題を解決する  >  ものづくり・技術・開発  > 飲食品でヒット商品をつくる

飲食品でヒット商品をつくる


特別企画

よくわかる 食品表示の基本とポイント

第2回 一括表示のポイント

加工食品の表示を見ていると法律上誤った表示をしているケースが見受けられます。特に中小の食品メーカーでは、製造責任者が表示の知識のないまま、過去からの経験や営業部門から言われるままに表示を行っている場合があります。新製品を発売した時点では表示が適切であっても、原料事情などにより配合を変更しても表示はそのままにしてしまい、結果として製品の表示を間違えたまま販売している場合もあります。

そこで以下では、商品開発を行う人のための食品表示の基本とポイントを説明していきます。

1.一括表示が基本

食品製造者および販売者は、消費者の食品選びに資するため、品質表示基準に従った表示をしなければなりません。食品表示では「一括表示」が基本となります。

加工食品については、名称、原材料名、内容量、消費期限または賞味期限、保存方法および製造業者(輸入品はさらに原産国名)の表示が義務付けられています。

以下に加工食品の一括表示例を示し、そのポイントを紹介します。

まず、名称は商品の内容を示す一般的な名称を記載します。つぎに原材料名には、使用した原材料について重量割合の多い順に記します。その際、食品添加物以外の原材料と食品添加物に分けて記載します。また、アレルギー表示、原料原産地表示、遺伝子組み換え表示についても原料表示の一部として表示します。

内容量は必ず単位を明記します。賞味期限と保存方法は原則として一括表示に記載しますが、事由により一括表示外への記載も可能です。

製造者については氏名、所在地を掲載します。それは輸入加工食品の輸入者も同様です。また輸入加工食品では、外国で製造されたものについては、原産国名として製造した国を記します。

一括表示例とそのポイント

一括表示例とそのポイント

(高橋順一 コンサルティング・オフィス高橋 代表/中小企業診断士)