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デジ・ステーション


5分でわかる最新キーワード解説
携帯フルブラウザってなんだ?!

日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を早めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。
 今回のテーマは「携帯フルブラウザ」。パソコン用のWebサイトを携帯電話で閲覧できるようにするブラウザで、パケット定額制サービスの普及とともに、俄然注目が集まっています。

携帯フルブラウザとは?

携帯フルブラウザは「パソコン用Webサイトをそのまま見ることができる」携帯電話用のブラウザ。主な携帯フルブラウザには、jigブラウザやOperaがある。こういった携帯フルブラウザが登場する前から、携帯電話にはiモードなどを閲覧するためのブラウザが搭載されていた。しかしWebサイトを満足に表示できるか否かはWebページ自体の容量や使われている機能などに大きく左右されるため、表示までに時間がかかったり、表示されたとしても段崩れしていてきれいに見えなかったりと、快適には利用できなかった。こういった状況を改善するのが、今回取り上げる「携帯フルブラウザ」だ。

携帯フルブラウザは、2004年5月に発売となった俗に京ポンと呼ばれる京セラ製AirH"PHONE(現:ウィルコム)が、パケット料金定額制に伴うキラーサービスとして導入したのが始まりだ。京ポンは一部のユーザーに絶大な支持を得た。続いて同年10月にはjigブラウザをはじめ、相次いで新たなフルブラウザがリリースされた。

jigブラウザで表示させたキーマンズネットのスクリーンショット

携帯フルブラウザの種類

携帯フルブラウザには、京ポンのような既に電話機に搭載されているものを利用する組込型と、携帯電話で動作するアプリをダウンロードして利用するダウンロード型の2つがある。組込型のフルブラウザには、実績のある「Opera」や「NetFront」が搭載されている携帯が多い。こうした携帯電話はウィルコム以外にもNTTドコモ「N901iS」、au「W21CA」、Vodafone「702NK」などが登場しており、これらの機種を購入すれば利用できる。ダウンロード型は携帯電話を買い換えることなく、アプリをインストールすることで使えるため、現在利用している携帯電話でも、対応機種であればその場で使えるようになる。また携帯フルブラウザは種類によって見え方や搭載されている機能が違う。そのような中で「jig(ジグ)ブラウザ」は唯一有償でソフトを提供しており、2005年9月現在で有償無償合わせて延べ20万端末で利用されている。

▼ 実際に携帯フルブラウザを試してみよう

※携帯でのアプリダウンロードおよびWebサイト閲覧には、携帯電話会社
  との契約プランによるパケット料金がかかりますので、ご注意下さい。

PCサイトを携帯で表示させる仕組み

ここではjigブラウザを例にその仕組みを紹介しよう。
 通常、パソコンを含めブラウザは以下のような機能を持っている。

  1. 通信(Webサーバーと通信し、HTMLや画像ファイルを取得)
  2. 字句・構文解析(取得したファイルに応じて解析を行う。パーサーとも呼ばれる。)
  3. レンダリング(解析された内容を元に、見やすい形にレイアウトを行う。パソコンにおいてもブラウザによって見た目が変わるのはレンダリングの違いによる。)
  4. 画面表示、入力インターフェースの生成

パソコンや端末単体で動作するブラウザはこれら1〜4の機能を全て行うが、サーバー連携を行っているjigブラウザの場合は、4の画面表示、入力インターフェースの生成のみを携帯電話で行い、1〜3はjigミドルサーバーで行っている。字句・構文解析やレンダリングはコンピュータ処理に時間が掛かる部分なため、これをサーバー側で処理することで携帯の表示をより高速にしている。一方、サーバー連携によるデメリットとしては、JavaScriptが使えないことだ。多くのWebサイトでは、カーソルを置くとボタンの色が変わるといったようなJavaScriptが用いられているが、サーバー側でレンダリングまで行っているjigブラウザでは対応できない。

しかし、携帯フルブラウザの中にはjigブラウザのようにサーバー連携を行っていないものもある。現在販売されている組込型は端末単体で動作し、1〜4の機能を携帯電話に持たせているものが多い。組込型はパソコンと同様に使用できる反面、Webサイトのファイルをそのまま受信するため、通信量は多くなりがちだ。また組込型での通信はパケット定額制の範囲外として別途課金する携帯電話会社もある。それに対し、ダウンロード型はjigブラウザと同じように、サーバーと連携してWebサイトを閲覧しているものがほとんどだ。jigミドルサーバーでは、前述したWebサイトを閲覧するための前処理と同時にデータ圧縮が行われ、携帯に届くデータ容量は元のHTML容量の半分程度に抑えられる。なおjig中間サーバーと携帯電話間の通信はhttpプロトコルを利用しているが、HTMLとは異なるjig独自のデータにすることで、よりきれいにパソコンサイトを表示させている。

将来的な利用イメージ

携帯フルブラウザの普及により、これまでの携帯サイトだけではなく、パソコンでしか利用できなかったグループウエアや大きな地図を閲覧するなど、パソコンで見つけた情報を切り出して携帯電話で持ち歩くといった利用が可能となる。表現性の高いWebサイトを閲覧できるようになることで、より直感的で多くの情報を移動しながらでも閲覧できるなど、インターネットの利用シーンがさらに広がっていくことだろう。

今回取材を行ったjig.jpでは、新たな機能を組み込むプラグインに対応した「jigブラウザ2」のベータ版を公開しており、同時にプラグイン対応のための情報を提供している。ブラウザを軸にこれまでインターネットで利用していた機能が追加されていくことで、ブラウザの枠を超えた利用シーンが広がり始めている。

取材協力 :株式会社jig.jp

掲載日:2008年11月25日

キーマンズネット

出典元:株式会社リクルート キーマンズネット 2005年11月16日掲載分

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