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デジ・ステーション


5分でわかる最新キーワード解説
ポッドキャスティングってなんだ?!

日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。
 今回のテーマは「ポッドキャスティング」。あなたも次世代のインターネットラジオに挑戦して、コストゼロで自分専用のラジオ局を開局してみませんか?

ポッドキャスティングとは

ポッドキャスティング(Podcasting)とは、アップルコンピュータの携帯音楽プレーヤーiPod(アイポッド)と、broadcasting(ブロードキャスティング:放送するという意味)の2つの言葉を組み合わせて作られた造語。オーディオコンテンツを「購読」という形で自分の手元にダウンロードし、好きな時に好きな場所でそれを聴ける(原則無料で利用できる)仕組みや、自分が作成した音声ファイルなどをWebサイト上に公開(配信)することを指す。また、ポッドキャスティングを使って配信されている番組のことを「ポッドキャスト」といったりしているが、実際にはこの2つの言葉は混同して使われている。ポッドキャスティングについては、能書きを読むより、次の手順で実際に体験してもらったほうが手っ取り早い。



■ポッドキャスティングを体験してみよう
(1)アップルコンピュータのWebサイトから iTunes5以降 をダウンロードし(無料)、自分のパソコンにインストールする。(iTunesはMac用だけでなくWindows用も提供されているのでご安心を)
(2)インストールが無事完了するとデスクトップ上にiTunesのアイコンが現れる。そこでiTunesを起動すると、「ソース」ウィンドウの欄に「ポッドキャスト」が表示されているのを確認できる。
 まだ何も番組を購読していなければ、ここをクリックしても何も表示されない。そこで、今回は「ミュージックストア」を利用して、自分の好きな番組を購読してみよう。
(3)「ソース」ウィンドウから「ミュージックストア」を選択してトップページを開いたら、「Podcasts」をクリックする(図1)。
 すると、ミュージックストアに登録されているポッドキャスティングを使った番組一覧が表示されるので、この中から自分が聴きたい番組を選択する。例えば「よしもと・ハイブリッド・アワー」をクリックする(図2)。
図1 iTunesから「ミュージックストア」の「Podcasts」にアクセスする 図2 自分が聴きたい番組を選択

(資料提供:アップルコンピュータ)

(資料提供:アップルコンピュータ)

すると、その番組の概要が表示されるので、その内容を確認し、聴きたいときは「登録する」をクリックし(図3)、次に表示された確認ウィンドウで「購読」をクリックする。
 これで、ポッドキャストの欄に、「よしもと・ハイブリッド・アワー」が追加登録され、最新コンテンツが自動的にダウンロードされる。後はその項目をダブルクリックすれば再生が始まる(図4)。
図3 「登録する」をクリック 図4 購読した番組をダブルクリックして再生

(資料提供:アップルコンピュータ)

(資料提供:アップルコンピュータ)

また、パソコンにiPodを接続すれば、今購読した番組をiPodに自動転送することができるので、電車の中でもいろいろな番組を楽しむことができる(図5)。さらに、iTunesでは購読した番組の最新コンテンツを定期的に自動ダウンロードすることも可能だ。
図5 好きな番組をiPodへ自動転送して楽しむことができる


※1 アグリゲータ :ポッドキャスティングの番組ダウンロード専用ソフト

(資料提供:アップルコンピュータ)

【ポッドキャスティング用アグリゲータとポッドキャスティングディレクトリ】
 ここではiTunesとミュージックストアを使ってポッドキャスティングを体験してもらったが、必ずしもiTunesとミュージックストアを利用しなくてもポッドキャスティングを使った番組を楽しむことは可能だ。無料で使えるポッドキャスティングの番組ダウンロード専用ソフト(ポッドキャスティング用アグリゲータ)が、たくさんインターネット上で公開されているので、それを入手してもよい。ただし、日本語に対応していて使い勝手がよいのはiTunesだ。
 一方、ミュージックストアと同じようにポッドキャスティングの番組を集めたディレクトリは他にも存在している。例えば、ニフティの「ポッドキャスティングジュース」 、ライブドアの「ネットラジオ/ねとらじ ポッドキャスティングβ版」などがある。このほか、ポッドキャスティングの番組を運営しているラジオ局やブログサイトに直接アクセスしてコンテンツをダウンロードすることももちろん可能だ。その場合には、そのサイトに表示されているポッドキャスティングのボタンまたはURLをiTunesにドラッグ&ドロップすれば登録できる。

インターネットラジオとは似て非なるもの

ここまでの説明で、ポッドキャスティングの概要を掴んで頂けたと思うが、ポッドキャスティングはインターネットラジオによく似ているという印象を受けるかも知れない。しかし、その特長と潜在的な可能性は全く違う。まず、ポッドキャスティングの基本は「ダウンロード」と「購読」にある。「購読」手続きをしていればネットに接続したときにコンテンツが自動更新される。これはポッドキャスティングがRSS(「関連するキーワード」参照)と呼ばれる仕組みを使って実現されているためだ。そのためリスナーは自分で最新情報をチェックする必要がなく、ライブ放送のように聞き漏らす心配もない。つまり、最新コンテンツを常に手元に置いておくことができ、また、それをどこへ転送しようとも自由である。
 一方、インターネットラジオの多くはストリーミング方式のライブ放送であり、全てのコンテンツをローカルのハードディスクにダウンロードしないことから、携帯端末に転送して聴くことは難しい。

これは利用者側から見た違いだが、送信側(ポッドキャスティングで情報を配信している人をポッドキャスターと呼ぶ)から見たときにも、この違いは非常に重要になる。つまり、従来のインターネットラジオでは多数のリスナーに同時にストリーミング配信することから、それなりの能力のストリーミングサーバーが必要だった。しかし、ポッドキャスティングでは比較的容量の小さいファイルのダウンロード配信で済むため、普通のホームサーバーでも十分ポッドキャスティングで番組を運営することが可能なのだ。つまり、ポッドキャスティングなら個人でもラジオ局を開設できるというわけだ。

■自分でポッドキャスティングを配信してみよう
次に、自分でポッドキャスティングを配信する方法を説明しよう。一番簡単なのは、自分のブログからポッドキャスティングで番組配信するための専用ツールを利用する方法だ。例えば、ニフティの「ポッドキャスティングジュース」では、 Podfeed(ポッドフィード) というツールを無料で提供しており、自分のブログと配信したいコンテンツ(音声ファイル)さえあれば、Podfeedを使って必要なXMLコード(RSS)を自動生成するだけで、すぐに配信できる。  使い方は簡単で、Podfeedにアクセスしたときに表示されるフォーム上に自分のブログの URL を入力し、作成ボタンを押すだけで必要なXMLコードが発行される。そのコードをブログに貼り付ければ準備完了。後はブログに音声ファイル(mp3、wav、aac、m4a、m4b、aif形式)をアップロードすれば、ポッドキャスティングとして配信されるようになる。また、必要に応じてiTunesなどのポッドキャスティングディレクトリに自分の番組を登録しておけば、より多くの人たちに聴いてもらえるチャンスが増える。  このほか、iTunesでは音声に合わせて画像を切り替えたり、URLへのリンクを貼ることができる「拡張ポッドキャスト」を提供しているが、簡単に拡張ポッドキャストを作成するための「Podcast Tool」というツールもソノランブルーから市販されている。

将来の利用イメージ

ポッドキャスティングにはアイデア次第で無限の可能性が潜んでいる。例えば、企業ならブログと連動させて販促ツールの1つとして活用することが考えられる。また、既存のFMラジオ局では電波の届かない地域にポッドキャスティングを利用して番組を配信できるようになる。
 さらに個人では自己表現のための1つの場をポッドキャスティングが提供してくれる。例えば、なかなかデビューできない芸人も自分の才能をポッドキャスティングで試聴してもらうことができるし、ストリートミュージシャンも、無料でより多くの人たちに自分の楽曲を聴いてもらえるようになる。このほか、iTunesの拡張ポッドキャストでは画像を扱えるが、さらにビデオ配信を行うブイログとの機能連携も今後進んでいくものと予想される。
 欧米ではモトローラからiTunes対応の携帯電話「Motorola ROKR」がリリースされたし、アップルコンピュータからは鉛筆ほどの薄さで重さも42gしかない最新の「iPod nano」がリリースされた。iPod nano+ポッドキャスティングなら若者だけでなく携帯ラジオを持ち歩く団塊世代にも浸透するかも知れない。
 このように、タイムシフト(好きなときに)とロケーションシフト(好きな場所で)を同時に実現するポッドキャスティングを楽しむ環境は急速に整いつつあり、Eメールと同じ手軽さで世界中の人たちが発信するラジオ番組を持ち歩くことができるようになれば、英会話などの教育分野から芸能などの娯楽分野まで、テレビ社会とは一味違った新しい社会が形成される可能性は高い。

取材協力:アップルコンピュータ株式会社

掲載日:2008年11月19日

キーマンズネット

出典元:株式会社リクルート キーマンズネット 2005年9月21日掲載分

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