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HOME > 製品・技術を開発する > 2030年に向けたビジネスの種

2030年に向けたビジネスの種 −未来の市場にはチャンスがある


ワークスタイル編

消耗品は補充しています

仕事で使う事務用品は詰め替え式のものが多くなりました。個人で使う筆記具や消しゴム、のり、テープなどは、自分が使う量を選ぶことができます。

使い切る前に途中で捨てたりなくしたりすることが少なくなり、最後まで使い切る楽しみがわかってきました。みんなで使う事務用品であるマーカーなどは、中身がなくなったら気付いた人が補充する方式です。

最近ではオフィスを回って補充をするサービスが登場しています。コピー機のトナーを補充するように、その他の事務用品も必要な分を補充してくれます。細かい契約をすれば、ペンのインクの残量も確認して補充してくれるので、ワーカーは余計な心配がなくなりました。

中身を補充するスタイルに加え、富山の薬売りのように備品として補充してくれるスタイルもあります。足りないものは何でも頼めるので、ワーカーからの信頼が高いです。

(出典:石田秀輝、古川柳蔵、コクヨ(株)RDIセンター、「未来の働き方をデザインしよう 2030年のエコワークスタイルブック」、日刊工業新聞社、2011)

解説バックキャスティング

最後まで使い切る楽しみ

ボールペンのインク、のり、シャンプーなどは、意外に「最後まで使い切った」経験は少ないのではないかと思います。

自動車のガソリンを使い切ってしまうとそこでストップしてしまいます。鉛筆は字を書く機能を保持するためには最後まで使いきれません。コピー機のトナーも最後まで使い切る前に交換が必要になります。家電も壊れるまで使うのではなく、壊れる前に新製品を購入することもあるでしょう。

資源制約がかからない世界では、「最後まで使い切る」ことに関しては無関心でした。しかし、厳しい資源制約がかかった世界では、無関心ではいられなくなります。「最後まで使い切る楽しみ」が存在するからです。使い切った達成感が残ります。そこには愛着が生まれているのです。

ここで紹介されているワークスタイルにイラストが描かれてあります。インクの詰め替えを行うペンが巨大であり、今までのペンとは異なることが表現されています。ペンのインクを使い切る前にインクを補充しようとしている人がいますが、従来型の価値観では、インクがなくなる前に補充して仕事に支障がないようにサービスをしていることを想像するでしょう。

しかし、もし、この巨大ペンが最後まで使い切る楽しみがたまらなく感じられるペンであるとすれば、このイラストの次の瞬間、「あ、まだ入れないで」とペンを持っている人が、インクを補充している人に叫んでいる様子が想像できるでしょう。

バックキャスティングで大事なのは、そのライフスタイルの背後に広がる価値観です。そして、日本人が持つこのような価値観は世界の中でも稀有(けう)な存在です。多くの外国人が驚き、そして賞賛してくれます。私たちはこのような価値観を世界に発信し、世界に新しいライフスタイルやこの手法、新ビジネスを提案し、地球の持続可能性を追求しなければなりません。

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掲載日:2013年7月 3日


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