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HOME > 製品・技術を開発する > 2030年に向けたビジネスの種

2030年に向けたビジネスの種 −未来の市場にはチャンスがある


ワークスタイル編

姉妹オフィスと助け合っています

姉妹オフィス契約を結んで、ビジネス以外でつながる企業が存在するようになりました。災害時や多様な働き方を必要とする時に助け合うことができます。

姉妹契約をしている企業同士なのでセキュリティも安心。ワーカーは複数の働き場を持ち、自宅から近い方のオフィスで働くことができるし、どちらかのオフィスが停電したら避難することもできるのです。

その上、自社以外の企業文化や社員に触れることはワーカーにとっても経営者にとっても良い刺激となっています。姉妹企業で出会った社員同士が交流し、新しい事業が生み出されることが増えました。企業が助け合うことでワーカー同士のスキルが共鳴し、新しい仕事のスタイルやビジネスチャンスが生み出されているのです。

東京と名古屋のように離れた場所の姉妹オフィスを利用するときは家族同伴が許されており、小旅行を兼ねる楽しみが増えたようです。

(出典:石田秀輝、古川柳蔵、コクヨ(株)RDIセンター、「未来の働き方をデザインしよう 2030年のエコワークスタイルブック」、日刊工業新聞社、2011)

解説バックキャスティング

どのような関係でつながることができるか

いざという時に助け合える関係とはどのような関係でしょうか。その関係を契約で結ぶのではなく、別の方法で結ぶことをここでは考えています。

将来、環境制約が厳しくなった時に、1社のみで対応するのではなく、複数社で対応することがいかに大事であり有効なことか、東日本大震災で私たちの社会は気がつくことができたと思います。仙台市内や津波の被災地では、数多くの助け合いが行われました。今でも人々の心に残っていると思います。

ひとりではできないことがたくさんあります。一家族でできないこともたくさんあります。もちろん、ひとつの会社でできないこともたくさんあるわけです。通常は互いに競争していたかもしれませんが、非常時には一旦休戦状態になり、助け合うことができたわけです。なぜ、それができたのでしょうか。

その答えは、実際に震災直後に助け合いの行動をとった人々の心の奥深いところにあります。私も何人かに尋ねたのですが「よくわからないが、自然とそのような行動をとっていた」という人がいました。おそらく日常的には表に出ているものではないのでしょう。

ここで紹介したワークスタイルでは、ビジネス以外でつながる姉妹オフィスを持つことによって、困った時には自宅に近い側のオフィスで働き、災害時では企業同士で助け合うという関係を表現しています。そして、その結果のメリットも表現しています。「自社以外の企業文化や社員に触れることは良い刺激」になることや、「その結果、新しい事業が生まれる」などです。しかし、そのメカニズムは表現していません。本来なら、姉妹オフィスを契約で結ぶのではなく、何か他の要素で結ぶことができなければならないのだと思います。それはいったい何でしょうか。

それを考えることがバックキャスティングなのです。

掲載日:2013年5月 1日


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