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HOME > 製品・技術を開発する > 2030年に向けたビジネスの種

2030年に向けたビジネスの種 −未来の市場にはチャンスがある


ワークスタイル編

半働半遊ワークスタイルが普及しています

労働時間が減ったので、週の半分の時間は自分で好きなように使えます。人々は畑で食べ物をつくったり、焼き物の器を作ったり、健康のために体を動かしたりと、暮らしに役立つ趣味を持つようになりました。

オフィスビルの空きスペースは地域住民や近隣の会社員が先生となりスクールとして活用されています。至るところに料理教室、ダンス教室、洋裁教室などのカルチャースクールがオープンしているので、仕事帰りに利用するワーカーが多いようです。

自社ビル内にカルチャースクールを併設している企業は、文化度の高いオフィスとして地域住民にも社員やパートナー企業のワーカーにも評判となっています。

会社の中でも趣味や特技の話題が尽きず、お互いの個性を認め合い尊重し合う文化が定着してきました。仕事以外にも自分の得意分野を持つことで個人の良さが仕事に反映され、活気付いています。

(出典:石田秀輝、古川柳蔵、コクヨ(株)RDIセンター、「未来の働き方をデザインしよう 2030年のエコワークスタイルブック」、日刊工業新聞社、2011)

解説バックキャスティング

余った時間、余った空間の使い方

環境制約を受けると、今まで忙しく暮らしていたのが急に時間が余ってしまったり、自動車が走る量が減ることで地域によっては車線が余ってしまったり、企業の再編が起こりオフィススペースが余ってしまったりと、時間と空間の余りがでてくる可能性があります。

バックキャスティングにより、この時間や空間をどうするかを考えたのがこのワークスタイルです。余っている時間や空間を使って、今以上に環境負荷をかけるような、いわゆる「リバウンド効果」が起きないような工夫をする必要があります。

まず、浮上するアイディアとしては、余った半分の時間は仕事をするのではなく、仕事以外の事をしよう、というものでした。それをここでは「遊び」と呼んでいます。

ワークスタイルの中では、仕事に関係のないことは遊びになりますが、ライフスタイルという視点から見ると、遊びは将来の自分への投資だという理解もできます。将来、経済や社会が不安定になった場合に、一つのことしかできない人は生きていけないでしょう。いくつかの分野で生きていける力強さを持っている人が、生きていけるのだと思います。そのためにも、一つの会社で一つの仕事をし続けるのはリスクであり、余った時間を使って、もう一つの自分を準備していなければならないのです。

もう一つ、余ったオフィススペースは、地域の人が学びに来るスクールにするというアイディアが浮上しました。半働半遊のワークスタイルには、遊びという学びの場が必要になるのです。余ったオフィスは、学びの場になり、これはやがて、地域住民とワーカーの融合を促す可能性が出てきます。

企業の社会的責任(CSR)という言葉は既に広く使われるようになりましたが、単にCSRレポートを発行しているものから、直接地域住民とワーカーが接することができる場を設けて、学び合う暮らし方を提案するものへと、CSR活動が転換していくことも大事なことです。

ここでご紹介したワークスタイルは、時間や空間が余ってしまう、というネガティブなことをポジティブに捉えなおし、そこに暮らす人々の心の豊かさを考えたオフィススペース利用方法の提案なのです。心の豊かさを追求すると、余ったスペースはマンションにするという現在の延長線上のものではなく、新たな展開が見えてくるものです。

掲載日:2013年2月20日


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