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HOME > 製品・技術を開発する > 2030年に向けたビジネスの種

2030年に向けたビジネスの種 −未来の市場にはチャンスがある


ワークスタイル編

太陽のエネルギーを大切にしながら暮らしています

日常生活で使うエネルギーはほとんど自然エネルギーでまかなうようになりました。

太陽が当たらなければ仕事やゲームができなくなってしまうので、大人も子供も太陽光の重要さを感じながら暮らしています。日の出とともに活動を開始し、日暮れとともにスローダウンする。夜はよりリラックスできて、メリハリのある生活になりました。

家でも街でも太陽光からポータブルバッテリーに充電できますが、残量が時間で表示されるため、エネルギーがなくなるまでに終わらせようという気持ちになります。ひげそりやドライヤーも素早く使い、きりよくやめるのです。だらだらとゲームをやることが少なくなりました。

同じことをするにも少ないエネルギーでできれば、より長い時間できるかもしれないし、素早くやると得した気分にもなり、やりくりが楽しく感じられます。太陽エネルギーが生活の中心にあるのです。

(出典:石田秀輝、古川柳蔵、コクヨ(株)RDIセンター、「未来の働き方をデザインしよう 2030年のエコワークスタイルブック」、日刊工業新聞社、2011)

解説バックキャスティング

暗黙知を利用して人の意識や行動を変える

自然エネルギーをベースに仕事や遊びで電気を使うということはどういうことか考えてみて下さい。太陽が出ている時は太陽光発電で発電し、電気を使用することができますが、太陽が出ていない曇りや雨の日は、蓄電池に電気をためていたとしても、電気がある限りしか使用できないのです。

電気がなくなりそうになればPCの仕事を急いで終わらせないといけない、電気が消える前に家の中で寝る準備をしなければならない、ということが起こります。電気の残量と、どれくらいの時間使用できるかを予測できないと落ちついて電気を使用できないのです。

しかし、これをポジティブに捉えればどうでしょうか。

  • あと1時間で仕事を終えなければならない残量状況では、効率的な仕事ができるかもしれない。
  • 自然エネルギーを利用しているので、環境負荷を下げることに貢献したという「いいこと」をした満足感が得られるかもしれない。
  • 自然のリズムに合わせて仕事や生活のリズムが決まっていくので、合わせる心地良さを感じるかもしれない。
  • 他の人が同じように自然のリズムで仕事をしていれば、同じことをしている人々との仲間意識が芽生えるかもしれない。
  • 限りある自然エネルギーを実感できるから、エネルギーを大事に使い、人より進んで節電できるかもしれない。

このように、自然エネルギー利用機器がユーザーにどのような影響を与えるのかなど、自然という要素を持った機器が人の行動に与える影響の研究が近年行われています。「見える化」の概念とは異なる効果の実証試験です。見えない暗黙知を利用した、人の意識や行動を環境配慮型に変える方法が見つかるかもしれません。

人は緑を求め、自然が溢れていることを求めていますが、理由をはっきりと言える人は数少ないでしょう。砂漠より緑が欲しい。まっ平らな地域よりも緑の山、美しい川などがある地域を好む。自然を大事にすることを好む。このような感覚は人が潜在的に持つ自然観である可能性が高いのです。自然と共に生きるための合理的な考え方なのです。

掲載日:2012年10月31日


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