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HOME > 製品・技術を開発する > 2030年に向けたビジネスの種

2030年に向けたビジネスの種 −未来の市場にはチャンスがある


ワークスタイル編

川を最大限に活用して快適に過ごしています

ヒートアイランド現象の対策や、夏のオフィスのエネルギー対策として、川の存在が見直されています。昔の運搬移動用の運河や、飲み水用の上水道、農業用の用水路のように、川や水路がオープンに張り巡らされるようになりました。

都市の冷却や風の通り道としても川は役立っています。ワーカーたちにも水辺で自然の涼を得る働き方が浸透してきました。国が河川の環境整備を行う企業や団体に利用権を与えるようになったため、川床会議室や川床カフェを運営する事業者が現れました。

事業者だけでなく、庭園造りやガーデニングが趣味の地域住民ボランティアの手で造りこまれた川辺は子どもたちで大賑わいです。徒歩や自転車で気軽に行けるため、涼を求めて訪れる大人たちもたくさんいます。

町の雰囲気が変わり、人々は水に触れることで安らぎを感じながら過ごしています。

(出典:石田秀輝、古川柳蔵、コクヨ(株)RDIセンター、「未来の働き方をデザインしよう 2030年のエコワークスタイルブック」、日刊工業新聞社、2011)

解説バックキャスティング

人の営みが自然の循環システムの一部に

持続可能な社会とは、人々が自然を五感で感じて心豊かになり、自然を活かして低環境負荷に活動し、自然の猛威をいなして共存し、自然の循環システムの一部になることです。その上で、経済、社会、環境が安定するためには、どのような要件が必要か、早急に検討しなければなりません。

東日本大震災以降、よく言われているのは、再生可能エネルギー利用を増大し、省エネ家電やハイブリッド車やEVを普及させ、エネルギーマネジメントをして、無駄なエネルギー利用を削減するということですが、それだけでは不十分であることは明らかです。

心の豊かさをどこで感じることができますか。自然が持つ低環境負荷な技術やしくみを本当に活かしきっていますか。自然災害の備えができる社会システムになっていますか。人の暮らしはその他の自然界の循環システムの一部にはまっていますか。このような問いを常にしていかなければならないのです。

「川を最大限に活用して快適に過ごしています」というワークスタイルは、川という自然を活かして、心豊かに仕事をしようというメッセージを込めています。川は水の流れだけでなく、周囲を涼しくし、水の流れる音や水に触れることで安らぎを感じることができるからです。そのような状態で特にクリエイティブになれるワーカーは、川のそばで仕事をすることが多くなるでしょう。

川の周囲では生活者が庭園造りやガーデニングを楽しみ、そこで使われる水や物質は川へ流れ込み、それがうまく循環すれば、まさに、人の営みが自然の循環システムの一部になることができます。突然の豪雨などの対策としては、天気情報は川周辺のユーザーに警告を発せられる技術がなければなりません。

最近のワークスタイル研究では、人々がワークスタイルに求める要素の一つに、「自然を感じられる」というような自然因子が大事であることがわかってきました。もし、森の中、川のそばで仕事をすることが人のクリエイティビティや生産性を高めることができれば、現在のオフィス環境とは大きく異なるオフィスが登場するかもしれません。

掲載日:2012年9月26日


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