本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 製品・技術を開発する > 2030年に向けたビジネスの種

2030年に向けたビジネスの種 −未来の市場にはチャンスがある


ライフスタイル編

「2つの名刺」を持つ人が、増えています。

名刺交換をしたら2つの名刺を出された。

3つや4つではなく、2つです。1つは、今までの経験やスキルを活かした仕事を、もう1つには次の時代を見据えた社会に役立つ仕事を持つ人が多くなっています。メーカーに勤めながら森林組合で働く人、IT企業に勤めながら地域活性化に取り組む人など。

発端は、少しずつ所得が減って、もう1つの収入源が必要となったことでしたが、今ではこの「名刺が2つ」であることが精神の安定を生んでいます。

総人口の3分の1にも達する老齢者によって生産年齢人口が減ったことから、行政もこうしたダブルワーク向けの支援制度を充実させています。「ダブルワーク減税」に、「ダブルワーク投資マッチング」のサイトをつくり、投資家と個人とを直接結びつけています。

2つの自分をそれぞれ使い分けるために、人々は名刺を2つ持ち、人によっては「2つの事務所」を構える人もいます。

(出典:石田秀輝、古川柳蔵、電通 グランドデザイン・ラボラトリー、「キミが大人になる頃に。―環境も人も豊かにする暮らしのかたち」、日刊工業新聞社、2010)

解説バックキャスティング

固定観念を振り払い新しい価値観を生み出す

「自分の会社はこんなにも資源やエネルギー消費型のビジネスを進めているが、いつまで続けることができるのだろうか」。「この会社は持続可能なのか」。そんな疑問を持つ人は少なくないと思います。

会社は持続して社会へ貢献できる素晴らしい手段ですが、長期的に持続することが、どこまで優先的に考えられているか疑問です。特に、将来受けるであろう環境制約を会社がどの程度予測し、それに対してどのように対応しようとしているかが社員に見えなければ、不安になるでしょう。そして、環境制約が目に見える形で突然あらわれた時に、さらに不安になるに違いありません。

そのような社員の立場にたってバックキャスティングにより生まれたライフスタイルが、「2つの名刺」を持つライフスタイルです。

副業を持つことは、仕事が分散してしまい、その人のスキル向上には逆効果であると思うかもしれませんが、2つの職をこなせるようにしておけば、仮に1つの職が環境制約を受けて継続困難になったとしても、もう1つの職で生活できます。

最初はアフターファイブに現在の職とは異なる分野で経験やスキルを積み、徐々にそのウェイトを無理なく移行していけばいいのです。やがて、社会システムや企業がそれをサポートし、奨励することもあるかもしれません。

「○○一筋50年!」という真っ直ぐな生き方はかっこいいですが、その固定観念を振り払い、バックキャスティングにより新しい価値観を生み出そうというのがこのライフスタイルが持つメッセージでもあります。職人のようにそれ一筋で生きたい人は、環境制約の影響を受けない分野でそれを実現すればいいと思います。

2つの名刺を持つ社員が増えることは、心豊かに暮らせる人を増やし、持続性の高い社会を実現することにも貢献するでしょう。

<関連リンク>
普通の家庭に、料理の鉄人がたくさんいます
半働半遊ワークスタイルが普及しています
ものを使いこなすユーザーが増えて、クレームが減りました
高校教師からHP制作会社設立へ:起業ABC
がんばる企業内診断士:中小企業診断士の広場

掲載日:2013年6月19日


このページの先頭へ