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HOME > 製品・技術を開発する > 2030年に向けたビジネスの種

2030年に向けたビジネスの種 −未来の市場にはチャンスがある


ライフスタイル編

世界で一番、色の多い国になっています。

色に関する言葉が増えています。にび色、枯れ色、藍鼠(あいねず)。そうした日本古来の色合いを楽しむ人が増えました。

染めを楽しめるようにあらかじめ加工された布。

染めを楽しめるようにあらかじめ加工された布。

綿花生産量の低下と石油由来の素材高騰により日本に入る繊維の量が減り、人々は衣服をとても大切にするようになりました。

その結果、流行したのは草木染め。生地から買って染めたり、古くなった布を染め直したり。染色を手軽に行える明礬(みょうばん)や灰をセットにした「染めカラーキット」が売れています。

自然が生み出す季節ごとの色合いを人々は取り戻しはじめました。アワードも各地に生まれ、「染めファッションショー」を開いています。日本独自のこうした染め文化は、海外のコレクションでも注目されるようになり、腕のいい染め師には、世界中のデザイナーから仕事の依頼が舞い込むようになります。

また、色に関する繊細な感覚は衣服だけでなく、家や車にも広まっています。

(出典:石田秀輝、古川柳蔵、電通 グランドデザイン・ラボラトリー、「キミが大人になる頃に。―環境も人も豊かにする暮らしのかたち」、日刊工業新聞社、2010)

解説バックキャスティング

ネガティブな要素がポジティブに

これは、ネガティブな要素も思わぬ因果でポジティブに変わりうる良い例です。将来、日本に入る繊維の量が減り、衣服が貴重になる世界を想像して下さい。そこを出発点にして考えれば、その結果、何が起こるか考えてみてください。

生地を大事に使うので、生地をいろどるデザインに凝る世界が広がることが想像できます。色にこだわる人が増えれば、多種多様な色が日常的に利用される世界になると考えられるのです。

環境制約というネガティブ要素から出発しても、その結果は、色の多様性が進化するという新たな発見があるわけです。

今の世界を出発点として、フォアキャスティングの思考でいくら考えても、色が多様化するというロジックは生み出されません。バックキャスティングは、気がつきにくい新しいロジックや因果関係を見つけてくれるのです。

掲載日:2012年5月 9日


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